中国輸入ビジネスを始めるにあたって、まずはその仕組みを理解していきましょう。
中国輸入とは、中国で商品の仕入れを行い、日本で販売するビジネスです。
中国での主な仕入れ先は、下記の3つです。
上記はすべてアリババグループの仕入れサイトです。
日本での販売先としては、基本的に下記の3つを利用します。
このスクールでは、自分自身で中国から仕入れするのではなく、代行業者を介して仕入れをします。
中国の商品を代行業者から仕入れて、商品を日本の自宅もしくはAmazonの倉庫に送ってもらい、商品の販売を行います。
代行業者については、のちほど詳しく説明いたします。
まず、中国輸入には下記のようなメリットがあります。
以下で1つずつ説明します。
中国輸入のメリットとしてまず挙げられるのが、その利益率の高さです。
国内転売や欧米輸入と比較すると、中国輸入では中間業者が存在しないので、直接上流のメーカーから安価に仕入れを行うことができます。
一般的に国内転売の利益率が10〜20%なのに対して、中国輸入では利益率30%です。
このように、中国輸入は利益率が高いのが魅力の1つです。
中国輸入製品は、非常に多くの種類があり、どの分野を選んでも比較的利益を出しやすいのが特徴です。
日本の百貨店やドン・キホーテ、ヨドバシカメラで売られている商品を思い浮かべてみましょう。
パッケージの裏側に 「Made in China」 と記載されている商品は全て、中国から輸入された商品です。
こうした商品は、貿易会社や商社が中国で生産し、日本に輸入した商品です。
中国輸入では、新しいトレンド商品をコストパフォーマンス良く販売することができます。
一昔前ですと、日本の方が中国よりも世界のトレンドを先取りしていることが多かったものです。
しかし、中国が世界の工場となった現在では、世界中から注文を受ける中国からトレンドが始まり、それが欧米に波及し、続いて日本へという流れが増えてきています。
トレンドの発信源である中国から商品をいち早く安く仕入れコスパ良く販売できるのも中国輸入のメリットです。
中国輸入では他の物販と比べて、繰り返し仕入れがしやすいのもメリットです。
中国輸入は、中国のメーカーから直接仕入れを行います。
そのメーカーがその商品を生産してくれる限り、何度でも繰り返し仕入れを行うことができます。
このメリットは、国内転売と比較するとわかりやすいです。
例えば、ヤマダ電機で家電を仕入れる場合、次回も同じ商品を仕入れられるかどうかは、ヤマダ電機の在庫次第となってしまい、安定しません。
中国輸入であれば、ある程度の注文数さえあれば、繰り返し安定的に継続仕入れを行うことができるのです。
中国輸入は、パソコン一台とネットさえあれば、全て自宅で完結します。
Amazonは中国輸入と非常に相性が良く、販売・発送、カスタマーサポートまで代行してくれます。
最初にお話したように、中国から仕入れを行う際には代行会社を通して行います。
自分自身は、Amazonや代行業者に指示を出す側となりますので、パソコンを操作するだけでOK。
全ての作業を自宅で行うことができるのです。
中国輸入は、商品の仕入れを安価に行えるケースがほとんどです。
だいたいの商品の仕入額は、一個あたり10,000円以下、5,000円以下、中には1,000円以下となることもあります。
他の物販では、数百万円の資金がないと始められないものもあります。
例えば欧米輸入の場合ですと、ブランディングされた商品の仕入れには一個で20,000〜30,000円以上かかることが多いです。
もし100個仕入れるとなると、最初から2,000,000円以上の資金が必要となってしまいます。
このように少ない資金で参入することができるのも、中国輸入のメリットの一つです。
語学力が求められる機会はほとんどないのも大きなメリットです。
中国のメーカーとやり取りする際には、代行業者を利用します。
メーカーと交渉が必要な時も、商品の品質や在庫・納期について確認したい時も、代行業者に日本語で依頼することができます。
中国から日本に商品を輸入する時には、二国間の距離の近さもメリットです。
航空便も船便も、到着までのスピードが早く、送料も比較的安く抑えることができるからです。
これがアメリカからの輸入だと、船便では到着まで1ヶ月以上かかる場合もあります。
また、遠距離な分、国際送料も高くなってしまいます。
ここからは中国輸入のデメリットについてもお伝えします。
デメリットについても事前にしっかりと理解した上で取り組んでいきましょう。
中国のメーカーに商品を発注した際、在庫があればすぐに日本に発送してもらうことが可能です。
しかし、在庫がない場合は、メーカーがその商品を生産し納品するまでに20日〜1ヶ月かかります。
これはケースバイケースで、メーカーの在庫状況、生産スピード等に左右されますので、代行業者に都度確認するようにしましょう。
中国輸入は、国をまたいだビジネスとなりますので、届いた商品に何か問題があった場合、国内仕入れの場合よりも多くの手間がかかります。
返品する場合、国際輸送する必要があるので、国内仕入れの場合ほど手軽ではありません。
また、商品を返品せずに済む場合でも、問題点の写真や動画をメーカーに送り、再仕入れの時に不良品の分もあわせて送ってもらえるように手配する必要があります。
中国輸入は、中国のメーカーから直接仕入れを行うため、基本的に利益率の高いビジネスです。
しかし、初期の段階では、Amazonでの商品検索の順位を上げるために広告費を投資する等の対策をする必要があります。
商品検索の順位が上がり、軌道に乗ってくると、徐々に利益率を高めていくことができますが、初期には薄利多売になってしまうことがあることも覚えておきましょう。
メーカーによっては、仕入れした商品の品質が良くない場合があります。
品質の良くない商品を避けるためには、メーカーの選択が重要です。
仕入れの段階で、3〜5社のメーカーから仕入れを行い、商品の品質の比較を行いましょう。
実際にサンプルを比較してみないと、質の善し悪しは判断できません。
例えばワンピースの場合、サイト上の画像は同じに見えても、生地の厚さや素材の質感、縫製の丁寧さはメーカーごとに異なり、その違いは実物を手にとって確認してみないとわかりません。
最初に良いメーカーを選ぶことができれば、その後の仕入れ商品の質も安定させることができます。
中国輸入で競合になるのは、同じ日本人の出品者(日本人セラー)だけではありません。
Amazonに出品している中国人の出品者(中国人セラー)も競合です。
日本の市場はアメリカ市場に比べれば小さいですが、それでも人口1億人の市場であり、多くの強力な中国人セラーもこの市場を狙っています。
中には中国人セラーがかなりの薄利で商品を販売して価格破壊を起こしている場合もありますが、こうしたセラーは長期的に存続できないため、それほど恐れる必要はありません。
実際に商品選定を行う際には、その市場の競合の強さも考慮して講師よりアドバイスいたしますので、ご安心ください。
中国輸入は比較的少額から参入することができますが、本格的に仕入れを増やそうとすると、それなりの資金が必要になります。
例えば、1,000円の商品を100個仕入れても100,000円ですが、これを1,000個仕入れ、2,000個仕入れと増やしていくには、より多くの資金が必要です。
中国輸入の方法には下記の2つがあります。
順番に説明していきます。
1つ目はノーブランド品を仕入れして売る方法です。
ノーブランド品とは、中国の通販サイトから仕入れたままの商品(後述する独自ブランドの商標登録を行っていない商品)です。
ノーブランド品を仕入れて売るには、アリババ等の卸売サイトから仕入れを行い、仕入れた商品をそのままAmazonで販売します。
ノーブランド品を仕入れて売る方法には下記のようなメリットがあります。
一方で下記のようなデメリットもあります。
この方法は、これから中国輸入をはじめる方がオリジナル商品を生産する前にテスト販売として行うのにオススメです。
中国でオリジナル商品を生産する時には、最低でも500〜1,000個の商品を注文しなければならないため、売れずに多くの在庫を抱えてしまうリスクがあるからです。
ノーブランド品でテスト販売を行い、1週間〜1か月間コンスタントに売れるのであれば、2回目あるいは3回目の仕入れからオリジナル商品の生産(OEM)に挑戦しましょう。
2つ目は、工場に依頼をしてオリジナル商品(独自ブランド)を作る方法(OEM)です。
本スクールでは、こちらの方法を実践できるようになることを目標としています。
OEMとは、アリババのような中国の通販サイトの商品にロゴを追加する等して独自ブランド商品にする方法です。
独自ブランド商品は、Amazonや楽天市場などで販売します。
パッケージや説明書も日本語で作成、ヤマダ電機やヨドバシに陳列されている商品と同じように、日本の消費者に受け入れられる商品作りを目指します。
独自ブランドを作る方法には、下記のようなメリットがあります。
一方で下記のようなデメリットもあります。
この方法は、ノーブランド商品を仕入れて売る方法を既に実践し、商品が売れるかどうかのテストが完了している方にオススメです。
既に自分で選んだ商品が売れることがわかっている状態ですので、在庫を抱えるリスクや価格競争を避けて販売できます。
本スクールでは、1つでもオリジナル商品を作成してAmazonで販売することを目標に進めていきます。
ここからはOEM作成までのおおまかな手順について説明します。
中国輸入OEMでは、まずキーワードリサーチを行います。
キーワードリサーチとは、Amazonの利用者がAmazonの検索窓にどんなキーワードを打ち込んで購入に至ったのかを調べることです。
キーワードリサーチには、セラースプライトというツールを使います。
セラースプライトは、これから仕入れようとしている商品に関するキーワードがどのくらいのボリュームで検索されていて、どれくらいの売上があるのかを調べることができます。
キーワードリサーチがなぜ必要かというと、Amazonで買い物をする人たちは、まずキーワード検索を行い、表示された結果を見て商品ページを訪問するからです。
適切なキーワードを選択できていないと、Amazonの商品ページを訪問してもらうことが難しくなります。
リサーチの結果、これから仕入れようとしている商品に関するキーワードの検索ボリュームが十分にあれば、その商品が売れる可能性も高いと期待できます。
セラースプライトや具体的なリサーチ方法は別章で詳しく説明します。
キーワードリサーチの次に行うのが、商品リサーチです。
商品リサーチでは、キーワードリサーチで選んだ売れるキーワードを使ってAmazonで既に出品されているライバルの商品を調査します。
商品リサーチも、キーワードリサーチ同様にセラースプライトを使用します。
セラースプライトを使うことで、どの商品が月間にどれくらいの個数売れていて、どれくらいの売上があるのかを具体的に知ることができます。
ライバル商品についてリサーチを行うことで、「いま仕入れようとしている商品がどれくらい売れる見込みがあるのか」を事前に知ることができます。
その市場の様子を把握するためには、ライバル商品のリサーチを最低5つは行いましょう。
具体的なリサーチ方法は別章で詳しく説明します。
Amazonで売れている商品が見つかったら、次にサンプルの仕入れを行います。
サンプル仕入れとは、中国の通販サイトから候補商品の類似品を探して3〜5社のメーカーから仕入れを行うことです。
仕入れた商品の品質を比較してどのメーカーの商品が一番優れているかを見極めます。
サンプル仕入れは、本発注(後述)より先に行わなければなりません。
本発注では200〜300個の商品を発注するため、商品に欠陥があったり品質が悪かったりした場合、たくさんの不良品の在庫を抱えてしまうリスクがあります。
実際の商品の品質は、実物を手にとって見ないとわかりません。
通販サイトに掲載されている写真と実物が大きく異る場合もあります。
そのために先にサンプルを取り寄せて品質の確認をすることが大切です。
サンプル仕入れをするには、代行会社に依頼しましょう。
後ほど詳しく説明しますが、リードエクスプレスという代行会社の場合、スカイプのチャットを使って日本語でサンプル仕入れを依頼することができます。
サンプル仕入れを行い、少しでも品質の良い商品を仕入れられるようにしましょう。
サンプル仕入れが終わったら、いよいよ商品をテスト販売します。
テスト販売とは、サンプル仕入れで比較して選んだ商品をメーカーに最低200〜300個発注し、実験的に販売を行うことです。
テスト販売する際の注意点は、二つあります。
テスト販売用には10〜20個しか発注しない人もいますが、それでは少なすぎます。
テスト販売の目的は、1週間〜1か月間にどれくらい売れるかを確認することなので、今後の発注数量を検討するためにも、最低200個は発注しましょう。
また、テスト販売では、発注数量が少ないため送料が割高となってしまい、薄利・赤字になってしまう可能性があります。
テスト販売の手順としては、サンプル仕入れの時と同様に代行会社に依頼します。
後ほど詳しく説明しますが、リードエクスプレスという代行会社の場合、スカイプのチャットを使って日本語で仕入れを依頼することができます。
テスト販売を行わなければならないのは、不良在庫を抱えるリスクを避け、一定期間にどの程度を売り上げることができるかのデータを取得するためです。
今後安定して売上をあげるためにも、本発注とテスト販売は必ず行いましょう。
商品が届いたら、検品を行います。
商品の検品とは、代行会社の倉庫に到着した商品を日本に輸送する前に品質確認することです。
商品の検品は必ず行わなければなりません。
サンプル仕入れの段階で問題なかったとしても、本発注した商品に欠陥がある可能性がありますし、パッケージの傷が原因で悪いレビューがついてしまう畏れもあるからです。
検品の手順ですが、こちらも代行会社に依頼します。
代行会社を通して仕入れた商品の検品も、代行会社に依頼することができます。
本スクールで利用するリードエクスプレスという代行会社の場合、スカイプのチャットを使ってこれらを全て日本語で依頼できます。
検品の結果、もし不良品が混じっていたら代行会社がメーカーに連絡して、返品や交換等の対応をしてくれます。
不良品を販売してしまうリスクや、悪いレビューがついてしまうリスクを避けるためにも、商品の検品は必ず行いましょう。
仕入れた商品を実際に販売するためには、おおまかに下記のような準備が必要です。
中国メーカーで仕入れた商品を独自ブランド(OEM)として販売するためには、1〜4にあるブランド名・ブランドロゴや独自のバッケージ、日本語の説明書等を用意します。
ブランド名やロゴは商標登録(後述)の際に必要となり、独自バッケージや日本語の説明書はその商品を日本で販売するために必要です。
パッケージや日本語の説明書の作成は代行会社に依頼し、ブランドロゴはブランド名決定後に外注しましょう。
また、本スクールでは販売先としてAmazonを利用します。
Amazonで商品を販売するためには商品ページを作成しますが、それには5〜7にある商品の画像や説明文、登録時のGS1コード(後述)等が必要です。
商品販売前の準備については、別章でまた詳しく説明いたします。
本スクールでは、商品の販売はAmazonで行います。
Amazonはアマゾンジャパンが運営する巨大ウェブサイトです。
元々はインターネット上の書店として開業しましたが、今では電化製品や生活用品等、非常に多くの商品を扱っています。
AmazonにはFBAというサービスがあります。
FBAを利用するとAmazonの倉庫への納品後は24時間365日、あなたに変わって商品の発送やカスタマーサポートを代行してくれるので、初心者の方に非常にオススメの販売先です。
出品までのおおまかな手順は以下の通りです。
Amazonでの販売までの詳しい手順については、別章で詳しく説明いたします。
Amazonでの販売開始後には、商品のプロモーションやメンテナンスを行う必要があります。
商品のプロモーションとは、商品のレビューを増やしたり、レビュー反映後に広告を出すことで商品の販売促進をはかることです。
商品のレビューを増やすには、下記の2つの方法があります。
さまざまな方法を利用して、10〜20件のレビューをまずは目指します。
▼Amazon早期レビュープログラム
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=7482082051
レビューが反映されたら、Amazon広告(下記リンク)も利用します。
▼Amazon広告
https://services.amazon.co.jp/advertising/overview.html
Amazonで商品の販売を開始しても、評価がなく、検索順位も低い状態だと多くの売上をあげることは難しいです。
なので、商品のプロモーションやレビューを増やす作業は積極的に行いましょう。
悪いレビューがついてしまった場合には、商品のメンテナンスも行います。
商品メンテナンスとは、商品に悪い評価がついてしまった場合に、再度テスターを募集して評価を回復させたり、商品ページを作り変えて改良することで売上の低下を防ぐことです。
悪いレビューがついてしまい商品の評価が下がると、コンバージョン率(商品ページを訪れたユーザの内、販売に至る割合)も下がってしまいます。
Amazonに商品を出品して終わりではなく、プロモーションやメンテナンスを行い、販売促進を目指しましょう。
続いて中国輸入OEMをはじめる際に必要なものについてです。
以下が必要となりますので、順番に説明します。
商品の仕入れ費用、輸送費、関税等々、中国輸入の各段階で支出が発生するため、ある程度の資金は必須です。
扱う商品にもよりますが、30万円前後あれば、ある程度の商品を仕入れることが可能です。
例えば、1,000円の商品を200個注文すると20万円になり、送料や消費税をプラスするとおおよそ30万円ほどです。
中国輸入をはじめる前に、最低限の資金は用意しておきましょう。
2つ目は、代行会社(リードエクスプレス)の登録です。
代行会社とは、あなたの代理として下記のような作業をしてくれる会社です。
本スクールでは、リードエクスプレスという代行会社を使用します。
リードエクスプレスは、本スクールの講師である橘が代表を務める代行会社です。
▼リードエクスプレス
https://leadexpress.asia/
橘が代表を務めるため、他の代行会社と比較して次のようなメリットがあります。
利用手順としては、こちらの申し込みページからご登録いただき、担当者がスカイプでグループ作成しご連絡差し上げます。
リードエクスプレスをご利用いただく際の料金一覧はこちらのページでご覧いただけます。
リードエクスプレスを活用して、効率よく中国仕入れを行いましょう。
3つ目は、Amazonのセラーアカウントです。
Amazonのセラーアカウントは、Amazonに出品する商品を登録する際に使用するアカウントです。
Amazonセラーアカウントトップページはこちらからご確認いただけます。
Amazonセラーアカウントには、大口アカウント(月会費4,900円※税別)と小口アカウント(月会費無料+基本成約料)があります。
中国輸入OEMでは主に大口アカウントを使用します。
月50点以上売り上げた時に小口出品よりもお得になるからです。
Amazonセラーアカウントは、商品リサーチやサンプル仕入れの段階では使いませんが、商品を出品する前までには用意しておきましょう。
4つ目は、商品のブランド商標です。
自分の商品の商標出願をし、商標審査を経て登録されると、商標権が発生します。
中国輸入OEMでは、自分の商品をAmazonで販売する時に、独自ブランドとして販売します。
自分のブランドを権利侵害から守るためにブランドを商標登録することが必要です。
商標出願の流れについては、特許庁の下記ページが詳しいです。
▼特許庁初めてだったらここを読む~商標出願のいろは~https://www.jpo.go.jp/system/basic/trademark/index.html
このブランド商標がなくてもAmazonに出品することは可能ですので、最初の段階で取得していなくても問題はありません。
但し、商標登録は申請から実際に登録されるまでに通常1年以上かかります。
将来的に登録することを視野に入れて計画的に取り組みましょう。
5つ目は、ブランド名・ブランドロゴです。
ブランド名・ブランドロゴは、中国輸入OEMで自社ブランド商品を販売する場合に使用します。
本スクールでは、初心者の方が最初からOEMすることはオススメしていませんが、扱う商品によっては、講師との相談し最初からOEMするケースもあります。
できるだけ早い段階で自社ブランドとロゴの準備も進めておきましょう。
6つ目は、GS1登録です。
GS1とは、いわゆる「バーコード」のことです。
Amazonに出品する際には、このGS1登録も必要です。
バーコードの下に記載されている番号をAmazon出品時に入力します。GS1登録を行うと、自動的にこのコードを発行してもらえます。
GS1登録は下記ページより行うことができます。
▼GS1事業者コードの新規登録手続き
https://www.dsri.jp/jan/jan_apply.html
最初の段階からバーコードが必要になるわけではないですがコードの発行には10営業日程度かかりますので、Amazonに出品する段階までには準備しておきましょう。
7つ目はセラースプライトのアカウントです。
セラースプライトは、Amazonの購入者がどのようなキーワードで商品を調べたのかを調べることができます。
下記リンクがセラースプライトのトップページです。
▼セラースプライト
https://www.sellersprite.com/jp/
セラースプライトには無料版もありますが、機能にかなり制限があり、本スクールで行うリサーチを十分に実践することができません。
有料版のスタンダードプランをお申し込みください。
セラースプライトは、中国輸入OEMでリサーチを行う時には必須となるツールですので、最初に準備してしまいましょう。
中国輸入をするには、自分で仕入れる方法と、輸入代行会社(後述)に依頼する方法の2つがあります。
順番に説明します。
中国輸入OEMでの仕入れ方法の1つ目は、自分で仕入れる方法です。
中国語が話せる人であれば、中国のメーカーに自分で問い合わせて仕入れを行うことができます。
コミュニケーションは英語でできる場合も多いです。
しかし、中国輸入では、発注だけでなく価格交渉や検品等、他にも多くの作業が発生します。
副業として中国輸入に取り組んでいる方や、多忙な方がこれらに全て自分で対応するのは難しいです。
代行会社に依頼すればこうした作業を全て代行してもらえますので、基本的には代行会社を利用することを強くオススメしています。
中国輸入OEMでの仕入れの2つ目は、輸入代行会社に依頼する方法です。
本スクールでは、こちらの方法を推奨しています。
輸入代行会社とは、あなたの代理として中国のメーカーとのやりとりをしてくれる会社です。
この輸入代行会社を利用することで、1つ目の方法よりも簡単に中国輸入の仕入れを行うことができます。
輸入代行会社に依頼するメリットは、下記のような多くの作業を全て代行してくれることです。
一方でデメリットとしては、下記のような点が挙げられます。
輸入代行会社に依頼する手順ですが、本スクールで利用するリードエクスプレスという会社では、担当者と日本語でスカイプのチャットを行い、案内された専用サイトより手続きや決済を行う、という流れです。
費用は、年会費に加えて買い付けや価格交渉ごとに手数料が発生します。
例としてリードエクスプレスの料金一覧を下記URLよりご確認いただけます。
▼リードエクスプレスの料金表
https://leadexpress.asia/plan/
このように、輸入代行会社に依頼することで、自分一人で行うよりも簡単に中国輸入の仕入れを行うことができます。
本スクールで使用する代行会社はリードエクスプレスです。
リードエクスプレスは、本スクールの講師である橘が代表を務める代行会社です。
▼リードエクスプレス公式サイト
https://leadexpress.asia/
他の代行会社では、担当者とのやりとりで問題や不明点があった時に上手くコミュニケーションを取れなくて困ることがあります。
リードエクスプレスは代表が橘ですので、そうした時すぐにサポートを依頼することができます。
また、スクール生の方はご入会いただくと下記特典もありますので、ぜひご利用ください。
リードエクスプレスには、こちらの申し込みページからご登録いただけます。
中国輸入で仕入れ先には次の3つがあります。順番に説明いたします。
中国から商品を仕入れる最も手軽な方法は、中国の通販サイトからメーカーに注文することです。
中国の通販サイトからの仕入れる場合、主な仕入先は次の3つです。
アリババは、初心者の方にオススメしたい中国の通販サイトです。
海外に向け販売をしている中国メーカーが出品しています。
アリババには直接仕入れを行うメーカーを探したい方や、中国語ではなく英語でコミュニケーションを取りたい方にオススメの通販サイトです。
具体的な販売商品としては、例えば中国メーカーの電化製品です。
電化製品を探す場合には、後述する1688.comよりアリババの方が探しやすいことが多いです。
アリババは基本的に英語でリサーチを行うことができますし、価格もタオバオ(後述)等と比較して安いことが多いため、比較的利用の難易度が低く、初心者向けの通販サイトといえます。
特徴 |
・出品者: 海外に向けて販売したい中国メーカー ・電化製品のような中国メーカーに強みのある商品を探すのに適している ・言語: 英語 |
難易度 |
★ 出品者は全て中国国外向けの販売を手掛けているメーカーです。英語でのコミュニケーションが可能なので、以降で紹介するサイトよりも初心者向けです。 |
サイトURL |
1688.comは、中国のメーカーが主に中国国内市場向けに出品している通販サイトです。
利用する難易度はアリババよりやや高いです。
1688.comはアリババ同様、直接仕入れをするメーカー探しに役立ちます。
但し、リサーチは中国語で行う必要があります。
具体的な販売商品例としては、中国国内向けの生活用品です。
コストパフォーマンスの高い生活用品を探したい場合には、アリババよりも1688.comの方が適しています。
メーカーがアリババと1688.comの両方に出品することもあります。
その場合は1688.comの商品の方が少し安い可能性があります。
1688.comでの中国語リサーチの際には、Google翻訳の利用で十分な場合がほとんどです。
しかし、英語のみで利用できるアリババと比較すると、利用難易度はやや高い通販サイトです。
特徴 |
・出品者: 中国国内に向けて販売したい中国メーカー ・中国国内向けの生活用品等をコスパ良く仕入れるのに適している ・言語: 中国語 |
難易度 |
★★ 中国国内向けの通販サイトであるため、アリババよりもやや仕入れ難易度が上がります。言語も英語ではなく中国語を使用することになります。 |
サイトURL |
タオバオは、アリババや1688.com同様アリババグループの通販サイトです。
個人も出品可能で商品単価が高い傾向にあり、利用の難易度はアリババや1688.comより高いです。
タオバオは品質の良い商品を探したい方や、幅広い商品から選びたい方にオススメです。
タオバオは、商品のバリエーションが非常に豊富です。
特定の分野の商品を探す時に利用するというよりは、アリババや1688.comと併用すると良いでしょう。
消費者(個人)の利用が多い通販サイトなので、最小ロットは小さく単価が高めですが、代行会社に依頼すれば価格交渉してもらうことができます。
タオバオでの中国語リサーチも、Google翻訳を利用して行いましょう。
中国語や価格交渉が必要なため、比較的上級者向けの通販サイトです。
特徴 |
・出品者: 中国のメーカーおよび個人 ・商品バリエーションが豊富なため、アリババや1688.comで見つからない商品を探すのに利用できるが、割高なことも多い ・言語: 中国語 |
難易度 |
★★★ メーカーに加えて個人も出品しているため、商品バリエーションが豊富。但し、割高なことも多く、言語も中国語での対応となるため、上級者向けの仕入先です。 |
サイトURL |
中国輸入の仕入先2つ目は、中国の展示会へ出向くことです。
中国では年に2回(秋冬に1回・春夏に1回)、広州や上海、香港等で非常に大規模な商品の展示会(見本市)が開催されます。
広州で開催される「広州交易会」や上海で開催される「中国国際工業博覧会」が特に有名です。各メーカーの出展ブースで商品を確認し商談を行うことができます。
展示会まで足を運ぶメリットは、最新の商品を探すことができることです。
例えば、例年10月頃に開催される展示会では、翌年に発売予定の商品がたくさん展示されます。
一方、展示会のデメリットは、現地に行く必要があることです。
現地に行くには時間もかかるため、通販と比べてハードルが高いです。
目新しい商品を探していて、現地まで足を運ぶ余裕のある方にオススメの仕入方法です。
展示会に出品しているメーカーのほとんどはアリババドットコムにも出品していますので、初心者の方は中国の通販サイトからの仕入れだけでも十分です。
通販サイトからの仕入れに慣れたら、展示会に言ってみることも考えてみましょう。
展示会についての情報を知りたい場合には、代行会社に問い合わせましょう。
代行会社が主催するツアーで参加することもできますし、定期的に案内も送られてきます。
中国輸入の仕入れ先3つ目は、中国での直接買い付けです。
中国現地の大きなマーケットに足を運んで、非常に幅広い商品の中から直接買い付けを行います。
買い付けをする地域は、広東省(広州や深セン)です。
広東省は先進国でも通用する品質の高い商品を見つけることができます。
現地買い付けをしたい場合も、展示会の場合同様、代行会社に依頼することで段取りをつけてもらえます。
直接買い付けでは、ほとんどのどんな種類の商品でも仕入れることができます。
非常に幅広い分野の商品が販売されていますので、キーワード検索では見つけられないような商品に出会える可能性があります。
ご自身の興味のあるものからチェックしていきましょう。
中国での直接買い付けには下記のようなメリットがあるため、インターネットを通してでは見つけられないような商品を探したい方にオススメです。
一方で、下記のようなデメリットがあるため、初心者や時間のない方にはオススメできません。
このように、中国輸入に慣れてきてより幅広い商品と出会いたい方には、現地買い付けは面白い選択肢です。
以上、仕入先を3つ紹介しましたが、1つ目の中国の通販サイトからの仕入れが最もオススメです。このスクールでは、通販サイトからの仕入れを前提として進めていきます。
仕入先についてご理解いただいたところで、次は日本での販売先を見ていきましょう。主にAmazonを利用しますので、順番に説明いたします。
中国輸入の販売先として1番オススメしているのがAmazonです。
▼Amazon
https://www.amazon.co.jp/
Amazonは米国のECサイト最大手の日本法人アマゾンジャパンが運営するECサイトです。
書籍、日用品、食品、ファッション等、1億種以上の商品を扱っています。
AmazonにはFBAというサービスがあり、一旦商品を納品すると下記のような多くのメリットがあるため、初心者の方はもちろん、副業で中国輸入に取り組んでいる方にも相性の良い販売先です。
FBAについては下記ページで詳細をご確認ください。
一方で、Amazonの利用には下記のようなデメリットもあります。
FBAの納品後サポートが非常に手厚いため、販売先としてAmazonを利用する難易度は低めです。
後述する楽天市場のように既にある程度の月商がないと手数料が不利になることもなく、メルカリよりも大量販売に適しています。
デメリットを考慮してもAmazonの手厚いサポートは非常に魅力的なため、中国輸入の販売先としてはAmazonを1番にオススメします。
Amazonとならぶ販売先として、楽天市場という選択肢もあります。
▼楽天市場
https://www.rakuten.co.jp/
楽天市場は、楽天株式会社が展開する巨大インターネットショッピングモールです。
楽天市場の利用には下記のようなメリットがあるため、既にある程度の月商(100万円程度)がある方にはオススメな販売先です。
一方で、楽天市場の利用には下記のようなデメリットもあるため、初心者の方にはオススメできません。
このように、楽天市場は物販経験者向けの販売先であり、利用する難易度はAmazonと比較して高いです。
初心者の方は、まずAmazonである程度の月商を達成してから楽天市場の利用を検討しましょう。
メルカリは、株式会社メルカリが運営するフリマアプリです。
非常に手軽にビジネスをスタートすることができる販売先です。
▼メルカリ
https://www.mercari.com/jp/
メルカリには下記のようなメリットがあるため、空き時間だけで稼ぎたい方に適した販売先です。
一方でメルカリには下記のようなデメリットがあるため、発送作業の手間を避けたい方や大量出品したい方には不向きな販売先です。
このようにメルカリは、ビジネスをスタートする難易度は低いですが、大量販売する難易度は高いです。
手軽さを重視する場合はメルカリでの販売を試してみましょう。
ここまでが中国輸入 OEM 商品の仕入れリサーチから販売までの大まかな流れです。
中国輸入OEMの最初のステップは、本章で説明する2つのリサーチ(キーワードリサーチ・商品リサーチ)を行うことです。
Amazonであなたの商品を探してもらうためのキーワードを探すキーワードリサーチと、実際にそのキーワードでどんな商品が売れているかを調べる商品リサーチです。
リサーチのおおまかな手順は以下の通りです。
それぞれについて詳しく説明していきます。
キーワードリサーチとは、Amazonで買い物をした人がどんなキーワードで検索して購入に至ったのかを調べて「売れるキーワード」を見つける作業のことです。
Amazonに出品されている全ての商品は、ユーザーが求める商品の「名前」や「単語」で検索をした時に必ずヒットするようになっています。
例えば、イヤホンについてキーワードリサーチを行うと、イヤホンだけで検索するユーザーもいれば、「イヤホン ワイヤレス」「イヤホン Bluetooth」といった複数キーワードで検索しているユーザーもいることがわかります。
このようなリサーチ結果から、その商品を検索する際のキーワードの需要と、商品の需要を探ることができます。
Amazonで商品を出品する際、商品名や商品タイトルはキーワードをしっかりと意識して設定する必要があります。
この時に需要のあるキーワードを設定しないと、ユーザーに商品ページに訪問してもらえる可能性が低くなります。
そのキーワードに需要がないということは、商品を買うためにAmazonでそのキーワードを打ち込む人が少ないということなので、売れる見込みが薄いと考えましょう。
キーワードリサーチは、セラースプライトというツールを使用します。
リサーチの具体的な作業手順はのちほど説明します。
他の物販ではまず商品リサーチをすることが多いですが、中国輸入では最初にキーワードリサーチを行うことが非常に重要です。
Amazonでは、商品を探す人のほとんどが、検索窓にキーワードを入れて、商品を探します。
このため、あなたがつくった商品がどれだけ売れるかは、その商品のキーワードのボリュームや転換率(ページ訪問者の内購入に至る割合)、競合の商品に大きく左右されるからです。
例えば、検索ボリュームについては、ボリュームが多すぎると競合が多いと判断します。
競合が多くいるキーワードだと、商品を検索結果上位に表示させるのが難しくなるため、お客様の目に触れる機会も減ってしまいます。
反対に検索ボリュームが少なすぎると、そもそもその商品に需要がない可能性が高くなります。
適切なキーワードリサーチの基準については、のちほど詳しく説明します。
キーワードリサーチで使用するのは、リサーチツールのセラースプライトと中国の通販サイトです。
通販サイトは、日本語表示に変更可能で初心者の方に1番オススメの仕入先であるアリババを例として説明していきます。
セラースプライトは、Amazonのユーザーが検索しているキーワードのどれに需要があるのかを知ることができるツールです。
具体的には、そのキーワードが月間に何件検索されていて、どのような商品がそのキーワードで売れていて、売上がどの程度かなどの様々な情報を知ることができます。
セラースプライトは中国製のツールですが、日本語にも対応しています。
無料版もありますが、機能制限が多いので、本スクールのリサーチを行うためには有料のレギュラープラン(98ドル/月)を利用しましょう。
セラースプラウトを導入するには、下記の手順でアカウント作成してプランを選択します。
まず、下記のURLからセラースプライトのトップページにアクセスします。
▼「セラースプライト」サイトトップページ
トップページのヘッダー右上にある「ログイン/登録」の「登録」の文字をクリックします(上記画像参照)。
次の登録ページでは上から順番に必要事項を入力してください。
「確認コード」の欄には、右側に表示されている数字やアルファベットを入力してください(上記画像参照)。
入力が完了したら「セラースプライトを登録」ボタンをクリックします。
会員登録が無事に完了すると、「会員登録完了しました」と赤文字で表示されたログインページに遷移します(上記画像参照)。
いま登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
ログインするとユーザーのメッセージセンターに移動します。
初期設定では無料会員の状態ですので、本スクールで必要なリサーチを行えるスタンダードプランにプラン変更する必要があります。
ここからは下記の手順で会員プランを「スタンダード会員」に変更する方法について説明していきます。
画面上部の「料金」をクリックします(上記画像の赤枠部分)。
本スクールで選択するのは、左から2番めの「スタンダード会員」です。
月額98ドルの有料プランで、決済方法はクレジットカードとPayPalから選択できます。
ここでは例としてクレジット決済を選択して進みます(PayPalアカウントをお持ちの場合は、PayPalをご選択いただいても問題ありません)。
決済方法(PayPalかクレジット決済)を選択すると、クーポンコード(割引券)の入力画面に移動します。
■クーポンをお持ちの場合の手順
■クーポンをお持ちでない場合の手順
次に登録したメールアドレスとクレジットカード情報を入力します。
入力完了後に「クレジット決済」をクリックすれば会員登録とプラン変更が完了です。
ここではリサーチで使用するセラースプライトの機能を説明します。
セラースプライトには次のような機能があります。
どれを使ったら良いのか迷ってしまうかもしれませんが、本スクールで使用する機能は以下の3つです。
キーワードリサーチ |
カテゴリーや検索ボリュームを指定することで、条件に合致するキーワードを調べられる |
商品リサーチ |
カテゴリーや検索ボリュームを指定することで、条件に合致する商品を調べられる |
ライバル商品リサーチ |
指定した商品の売上個数や売上推移を調べられる |
アリババは、セラースプライトを使った商品リサーチの後に、実際に商品の仕入れを行うサイトです。
中国のメーカーから直接仕入れをすることができる世界最大の通販サイトで、中国から海外に輸出している中国メーカーが出品しています。
アリババはB to B(企業間取引)の卸サイトなので、タオバオ等の他のB to C(企業と消費者の取引)の通販サイトと比べると商品の単価が安い傾向があります。
アリババでの使用言語は英語が基本ですが、設定から日本語表示に変更できます。
ここからは実際のアリババの利用手順について説明していきます。
アリババを利用開始するには、下記手順でアリババの会員登録をする必要があります。
まずは下記URLからアリババのトップページにアクセスしましょう。
▼「アリババ」サイトトップページ
https://www.alibaba.com/
トップページのヘッダー右側にある「Sign In / Join Free」というアイコンの「Join Free」をクリックします(上記画像参照)。
登録情報の入力画面に移動します。
左上の言語選択で「English」を選択(ここの選択肢には日本語はありません)して、上から順に必要事項を入力していきます。
必要事項の入力に困った際には下記を参考に入力を進めてください。
必要事項を全て入力したら「Agree and Register」をクリックします。
次に登録したメールアドレスの認証画面に移動します。
登録したアドレス宛に認証コード(数字)が送られてきますので、それを「Verification Code」欄に入力して「Submit」をクリックします。
上記画面が表示されればアリババの登録は無事完了です。
ここからは実際のリサーチの手順を1つずつ説明していきます。
キーワードリサーチの最初のステップとして、まずは販売したいカテゴリーを見つけましょう。
上記画像に記載されているカテゴリーは全て、中国輸入が可能で利益率も高いオススメのカテゴリーです。
男性なら「パソコン」や「家電カメラ」、女性なら「ホーム&キッチン」や「服&ファッション小物」のカテゴリーが取り組みやすいことが多いです。
Amazonでの販売に特におすすめのカテゴリーは「ペット用品」と「スポーツ&アウトドア」です。
Amazon内で人気が高く、出品されている商品の大部分が中国製品で利益率も高いです。
上記カテゴリーの中から、自分の興味があるカテゴリーや、知識があるカテゴリーを選んでおくと良いです。
カテゴリーが選べたら、実際にセラースプライトでカテゴリーを絞っていきます。
セラースプライトでカテゴリーの絞り方は下記の通りです。
ここまでで、販売したいカテゴリーに絞って表示させることができました。
次は、この表示結果の中から条件に合ったキーワードを探していきましょう。
商品のカテゴリーを選んだら、次はセラースプライトで「売れるキーワード」を探しましょう。
「売れるキーワード」の条件は下記の2つです。
売れるキーワードの条件
月間検索数 |
特定のキーワードがAmazonで1か月間に検索された回数。この数字が大きいほど、そのキーワードに関連する商品の需要が高いことが分かる |
競争商品数 |
特定キーワードで検索した時のAmazon内のライバル商品数 |
月間検索数について初心者は50,000未満としているのは、月間検索数が多いほど競合が多くなる(競争が激しくなる)からです。
資金に余裕が出てきたら広告費の投入で販売数を伸ばせるので上限100,000に増やしましょう。
上記画像の赤枠で囲まれている部分が月間検索数です。
月間検索数が4000以上100,000未満(※初心者は50,000未満)に当てはまるキーワードを見つけてみましょう。
ここに表示されているキーワードは4つとも月間検索数4,000を超えているので、「売れるキーワード」の条件を満たしていることが分かります。
「売れるキーワード」の条件の2つめの競争商品数は、下記手順で確認します。
画面を下にスクロールすると、上記画像のように検索結果が表示されています。
競争商品数が2000個以下のキーワードを見つけましょう。
上記画像の赤枠で囲まれている部分(検索結果数)が競争商品数です。
今回試したキーワード(バックパック メンズ)の競争商品数は2,000個以下(1,063個)なので、キーワードの条件を満たしていることが分かります。
リサーチをする上で、もうひとつおさえておきたいことがあります。
仕入れ金額が、「販売価格の3分の1以下」である商品を見つけることです。
物販をする上で利益率は非常に重要です。
そして、中国輸入は、利益率30%以上を狙うことが十分に可能です。
利益率30%を達成するためには、仕入値は販売価格の3分の1以下に抑えなければなりません。
具体的な見方は後述しますが、セラースプライトでのAmazon販売価格と通販サイトの価格を比較します。
通販サイトの価格がAmazon販売価格の3分の1以下なら、この基準を満たしています。
このレッスンの最後に、初心者は扱いを避けた方が良い商品についても見ておきましょう。
上記のような認証が必要となる商品は、初期投資がかかるため、最初の商品としてはできるだけ避けるようにしましょう。
「売れるキーワード」が決まったら、続いて実際にそのキーワードで売れている商品をリサーチしましょう。
以下がセラースプライトでカテゴリーを絞るまでの手順です。
画面を下にスクロールすると、上記画像のように検索結果が表示されています。
検索結果のページにたどり着いたら、下記4項目をチェックします。
売れている商品でチェックする項目
|
まずは、ライバル商品のタイトルをチェックしましょう。
検索結果左側の商品画像の右側にライバル商品のタイトルが表示されています。
ライバル商品のタイトルに含まれているキーワードは、自分のOEM商品を販売する際のタイトルの参考にできます。
そして、商品タイトルに含まれるブランド名もチェックしましょう。
タイトルにブランド名の記載がなかったり、あまり聞いたことのないブランド名だったりする場合、中国から輸入して販売された商品である可能性が高いため、OEMの参考にするべき商品といえます。
商品タイトルが有名なブランドだった場合は、すでに商標登録されている商品なので、中国輸入OEMで参考にする商品ではありません。
有名なブランドとは、検索例のバックパックならノースフェイス・ナイキ・アディダス等です。
まずは商品タイトルを確認して、中国輸入の参考になる商品かどうかを判断しましょう。
上記画像の赤枠で囲われている部分が、ライバル商品のAmazonでの販売価格です。
この販売価格は、アリババで商品の仕入値をチェックする時に必要です。
中国輸入では、前述したように利益率30%が目標です。
利益率30%を達成するためには、仕入値は販売価格の3分の1以下に抑える必要があります。
上記画像1つ目のバックパックをアリババで探す場合なら、Amazonの販売価格が4,559円なので、アリババでは高くても1,500円程度の類似商品を探しましょう。
上記画像の赤枠で囲われている部分が、商品販売数のトレンドを表すグラフです。
指定期間内で、その商品の販売数がどのように推移しているかが表示されています。
右肩上がりのグラフなら、販売数が急上昇していることになり、季節物なら特定の時期にだけ販売数が伸びているといった売れ行きの特徴を読み取ることができます。
販売トレンドも、商品選定の時の参考にしましょう。
上記画像の赤枠で囲われている部分が、その商品の月間販売数です。
月間販売数は、その商品がAmazonで指定した期間(画像では1か月間)に何個売れたかを表しています。
同じ商品や類似商品をAmazonに出品した場合に、どれくらいの販売数が期待できるかの1つの目安にしましょう。
月間販売数の右側には月間販売額(1か月間にいくら売り上げたか)も表示されているので、類似商品を販売した場合にどれくらいの売上が期待できるかの参考としてあわせて見ておきましょう。
セラースプライトで中国から輸入する候補の商品が見つかったらアリババで実際にどんな商品があるかを確認していきます。
候補の商品欄にある、上記画像で赤く囲われた緑のボタンを押してアリババページに移動します。
アリババには画像検索機能があります。
セラースプライトに掲載されている商品画像から全く同じ商品・類似商品を検索して表示してくれます(上記画像参照)。
画像検索で、検索結果に類似商品が表示されない(見つからない)場合や、検索結果の数が少ない場合は、検索窓にキーワードを打ち込んで検索することもできます。
上記画像赤枠の検索窓に、探している商品のキーワードを英語で入力して「Search」をクリック(または「Enter」ボタンを押下)します。
上記画像のようにキーワードでの検索結果が表示されます。
目当ての商品一覧が表示されたら、次に仕入れをするメーカーを選びましょう。
アリババ(Alibaba.com)でメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準は下記の5つです。
アリババでメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準
|
まず、検索結果ページにある商品の中から、目当ての商品に近いデザインの商品を探します。
上記画像がセラースプライトで確認したバックパックです。
アリババの検索結果から、探している商品に近いデザインのバックパックを探してみましょう。
上記画像では、左側の2つの商品が黒くてシンプルなデザインで、目的の商品に近いです。
画像やキーワードで検索した時には、ほしい商品と異なるデザインの商品もヒットします。
目当ての商品とデザインが異なる商品(類似商品ではない商品)は最初の段階で除外してしまいましょう。
販売価格がAmazon販売額の3分1に収まるかを確認することも重要です。
どんなに信頼できて技術の高いメーカーが見つかったとしても、仕入れをして利益がでなければ中国輸入をする意味がありません。
何度も言いますが、中国輸入では利益率30%を目標としています。
利益率30%を達成するためには、仕入値は販売額の3分の1以下に抑えなければなりません。
上記画像の検索例は、Amazonで4,559円で売られているバックパックの類似品を探した検索結果です。
利益率30%を達成するために、仕入値は高くても1,500円程度の商品を見つける必要があります。
上記画像で赤枠で囲われた商品のように3,000円を超えるような仕入値だと、仕入先の候補からは外しましょう。
メーカー名の下(上記画像の赤枠部分)に4YRAや6YRAと表示されているのは、そのメーカーがアリババに出店開始してからの年数です。
4YRSなら出店してから4年、6YRSなら出店開始してから6年の意味です。
この期間が長いほど、アリババ上で長くビジネスを続けられている信頼できるメーカーであると期待できます。
メーカー名の下(上記画像の赤枠部分)にオレンジ色の宝石(ダイヤモンド)が表示されています。
このダイヤモンドは、このメーカーに対するユーザーの取引評価をレベル1からレベル5の段階で表しています。
ダイヤモンドは、商品の質やサービスレベル等の複数項目の評価の総合なので、ダイヤモンドが多いほど、総合的に質の高いメーカーであることが期待できます。
ダイヤモンドの評価基準の詳細については、下記の公式ページをご参照ください(※英語)。
https://activity.alibaba.com/helpcenter/SOPI.html
メーカー名の下(上記画像の赤枠部分)に青文字で「verified」と記載されているメーカーは、アリババの認証済みのサプライヤーです。
アリババ認証済みサプライヤーとは、第三者機関による毎年の認証検査を通過したサプライヤーです。
実際の商品品質はサンプルを仕入れてみないとわかりませんが、ある程度の信頼性があるメーカーを選ぶ目安として利用できます。
ここからは1688.comのリサーチについても説明します。
1688.comは中国国内向けの通販サイトで、中国現地の人が購入するような生活用品を見つけるのに向いています。
商品の検索は中国語で行う必要があるので、アリババよりも利用の難易度は上がりますが、アリババと同じ商品を、より安く仕入れられるというメリットもあります。
1688.comでもアリババ同様、画像検索で同じ商品・類似商品を探すことができます。
検索用の画像は下記手順でAmazonから入手します。
目当ての商品一覧が表示されたら、続いて仕入れをするメーカーを選びましょう。
1688.comでメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準は下記2点です。
それぞれの確認方法について説明していきます。
1688.comでメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準
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アリババでの仕入れの時と同じように、販売価格がAmazon販売額の3分1に収まるかを確認します。
注意点としては、1688.comでの値段表示は「円」ではなく「元」であることです。
例えば、上記画像の110元のバックパックは、日本円では約1,870円になります(2021年3月時点で1元=17円)。
上記画像の検索例は、Amazonで4,559円で売られているバックパックの類似品を探した検索結果ですので、仕入値は高くても1,500円程度にする必要があります。
110元では仕入値として高すぎることが分かります。
利益率30%を達成できる商品選びをするために、仕入値は販売額の3分の1以下に抑えましょう。
画面上部の左から2番めの「成交額」というタブをクリックすると、商品画像の下の方に「成交〜元」という表示が現れます(上記画像参照)。
成交とは、中国語で1か月間の売上額のことです。
取引金額の大きなメーカーの方が信頼性が高い傾向があります。
なので、同じような商品が複数のメーカーから出品されている場合、成交額ができるだけ高いメーカーを選びましょう。
ここからはタオバオのリサーチ方法について説明します。
タオバオは中国国内向けの通販サイトで、一番の特徴は個人も出品可能なことです。
商品の検索は中国語で行う必要があり単価もアリババや1688.comより高い傾向があるので利用難易度は高いですが、商品バリエーションが非常に豊富です。
アリババや1688.comで見つけられない商品を探すのに使ってみましょう。
まずはタオバオの導入手順をみていきます。
タオバオは会員制の通販サイトなので、利用開始するにはまず下記手順で会員登録をする必要があります。
タオバオを利用開始するには、下記手順で会員登録をする必要があります。
まずは下記URLからタオバオのトップページにアクセスしましょう。
▼「タオバオ」サイトトップページ
https://world.taobao.com/
トップページに移動したら、画面左上にある「免费注册」(「会員登録」の意味です)をクリックします(上記画像参照)。
携帯電話番号の認証画面に移動しますので、各手順で認証を済ませましょう。
上記が完了したら「Next」を押して先に進みます。
続いて上記画像の認証コード入力画面に進みます。
登録した電話番号宛にショートメッセージで「Verification Code」(数字の認証番号)が届きますので、入力して「Confirm」ボタンを押します。
続いてメールアドレス・パスワード・ユーザーネームの入力画面に進みます。
上から順に下記内容を入力します。
全て入力したら「Submit」を押します。
上記画面に進めば、無事に会員登録とは完了です。
「Back to Homepage」をクリックして、ログインした状態でトップページに戻れます。
タオバオにもアリババ・1688.com同様、画像検索機能があります。
画像検索するには、下記URLよりタオバオのトップページにアクセスし、上記画像で赤枠で囲われている虫メガネマークのボタンを押します。
▼「タオバオ」サイトトップページ
https://world.taobao.com/
移動先の上記画像のページで、カメラマークのボタンを押すと、画像をアップして検索することができます。
ここでは例として、先程1688.comで使ったのと同じバックパックの画像を使用します。
上記のように画像検索結果が表示されました。
目当ての商品一覧が表示されたら、続いて仕入れをするメーカーを選びましょう。
タオバオでメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準は下記2点です。
タオバオでメーカー(サプライヤー)を選ぶ基準
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アリババでの仕入れの時と同じように、販売価格がAmazon販売額の3分1に収まるかを確認します。
確認方法はアリババ、1688.comと同じです。
商品の値段の右側に「〜人付款」という表示があります(上記画像参照)。
付款は、中国語で支払いをする、購入するという意味で、「30人付款」なら、30人が購入した(支払った)ということになります。
類似した商品の中から選ぶ時には、この付款の人数が大きい方が、より人気があり信頼できるメーカーである可能性が高いです。
キーワード・商品リサーチで仕入れたい商品を見つけたら、サンプル発注を行います。
サンプル発注とは、仕入れたい商品の類似品を複数のメーカーに注文することです。
サンプル発注が必要な理由は下記の4つです。
順番に説明します。
サンプル発注が必要な理由の1つ目は、品質確認ができることです。
品質確認とは、実際の商品の品質が、自分の想像していたものと違わないか確認することです。
通販サイトの画像や商品説明だけでは、商品の品質を確認することはできません。
実際の商品を手にとってみないと気づかないことはたくさんあるので、品質確認は必ず行いましょう。
また、このスクールでは複数のメーカー(3〜5社)からサンプルを取り寄せて品質確認することを推奨しています。
なぜなら商品画像は同じでも、実物の品質はメーカーによってバラバラだからです。
今後OEMを依頼する時のためにも、品質の良い商品を生産しているメーカーを選びましょう。
もし品質確認をしないと、大量発注した際に次のような問題が発生する可能性があります。
実際の商品の品質を事前に確認ができることが、サンプル発注をする最大の理由です。
サンプル発注が必要な理由の2つ目は、商品サイズのチェックができることです。
商品サイズのチェックとは、注文する商品の形や大きさが想定と同じか確認することです。
通販サイトに掲載されている写真と実物の形や大きさが異なることは珍しくありません。
サンプルで事前にサイズ確認してイメージと違わないか確認しておきましょう。
もし商品サイズのチェックを事前に行わないと、次のような問題が発生する可能性があります。
商品サイズを事前に確認するだけでも、いくつかのトラブルを回避できます。
サンプル発注が必要な理由の3つ目は、商品の改良点を見つけることができることです。
商品の実物を手に取ることで、例えばパッケージがチープであるとか、ここを少し変更すれば使い勝手が向上して他社との差別化ができるといった点に気づくことができます。
中国国内向けの商品と日本向けの商品では、求められる品質の基準が異なるため、サンプルの時点で改良点を探す必要があります。
例えばパッケージに難があると、中国国内では問題になりませんが、日本ではレビューや売上に影響してきます。
商品やパッケージに問題がないかを事前に確認しておくことで売上や利益を逃したり、ちょっとした問題で起きる悪いレビューの原因を未然に防ぐことができます。
商品自体の質は高いのに、パッケージが原因で売上が落ちるといった残念な事態を避けるためにも、商品に何か改良できる点はないかを探してみましょう。
テスト販売が必要な理由の4つ目は、テスト販売のための商品チェックができることです。
テスト販売とは、OEMで商品を大量発注する前に、商品を少量(200〜300個)で販売して売れ行きをテストすることです。
テスト販売を実際に行う前にサンプルとして取り寄せた商品のチェックを行います。
テスト販売のための商品チェックが必要な理由は以下の通りです。
もし事前のチェックを行わないと、次のような問題が起こる可能性があります。
大量発注前の大切なテストを適切に行うために、事前の商品チェックを必ず行いましょう。
実際にサンプル発注をする際には次の3つのポイントがあります。
順番に説明します。
サンプル発注のポイント1つ目は、その商品をOEMができるかメーカーに確認することです。
これから仕入れようとしている商品に手を加えて独自ブランドとして日本で販売できるかをメーカーに確認します。
中国で既に人気が出て商標登録されている商品はOEMできない可能性があります。
OEMができるかは、事前に必ず確認しておきましょう。
もしOEM不可だった場合、次のような対応が必要になります。
OMEができるかの確認を行わないと、次のような問題が起こる可能性があります。
OEMの可否確認は、代行会社に依頼するとメーカーに問い合わせて確認してくれます。
不必要なトラブルや予定変更を避けるためにも、OEMができるかは事前に確認しましょう。
サンプル発注のポイント2つ目は、最低ロットを確認することです。
最低ロットの確認とは、仕入れを行う時に最低何個から商品の注文を受け付けてくれるかメーカーに確認することです。
最低ロットは、メーカーや商品によって異なります。
希望する数量で注文を受けてくれない可能性があるため、最低ロットの確認は必ず事前に行いましょう。
もし最低ロットの確認を行わないと次のような問題が起きる可能性があります。
資金繰りや仕入れの予定を後から変更しなくて済むように、最低ロットは必ず確認しましょう。
サンプル発注のポイント3つ目は、複数の工場から仕入れを行うことです。
同じ商品を1社からだけではなく、3〜5社から仕入れることを指します。
工場により同じ商品でも品質に大きなバラツキがあるため、複数の工場から商品を仕入れて問題点がないかを確認する必要があります。
複数の工場から届いたサンプルは、品質に問題のある商品を除外して、1番良いものを選びましょう。
複数の工場から仕入れをしないと、商品の実物の比較ができません。
通販サイトの商品画像が同じでも、実物の材質・手触り・完成度などは工場によって必ず差があります。
同じ価格でも別商品のように違うこともあります。
商品は実物を手に取らないと分からないことが非常に多いので、必ず複数の工場から取り寄せて比較を行いましょう。
実際にサンプル商品を注文する時には、下記手順で代行会社のリードエクスプレスを使用しましょう。
全て日本語で対応を依頼することができます。
本スクールでは、商品の仕入れの時にリードエクスプレスという代行会社を使用します。
▼リードエクスプレスサイトトップページ
https://leadexpress.asia/
リードエクスプレス会員登録の手順は以下の通りです。
申し込み完了後、担当者からスカイプのチャットで今後の連絡と説明があります。
リードエクスプレス担当者とのやりとりは、スカイプのチャットを使って行います。
スカイプのアカウントをお持ちでない人は、事前に登録を済ませておきましょう。
スカイプのアカウントは下記ページから作成することができます。
▼スカイプアカウント取得ページ
https://www.skype.com/ja/
リードエクスプレスなら、何かトラブルがあってもすぐに橘に質問できます。
実際の手順について説明します。
こちらの申し込みページへアクセスする(お申し込み前の注意事項について確認する)
上から順番に必要事項を入力してください。
(コースの部分は、「橘中国輸入OEMスクール特典」を必ず選択してください。)
入力したら「送信」を完了してください。
こちらでお申し込みの手続きは完了です。
リードエクスプレスの担当者からSkypeに連絡がくるのを待ちましょう。
リードエクスプレスの登録を終えたら、いよいよ商品を発注します。
メーカーに商品を注文する手順は次の通りです。
※アリババの会員登録方法については、第2章内「アリババの導入手順」をご参照ください
※アリババを使用したリサーチ方法・商品の見つけ方・メーカーの選び方は第2章内「実際にリサーチしてみよう」をご参照ください
リサーチの結果、アリババで下記画像赤枠内の商品を仕入れることにしたとします。
画像をクリックして商品ページに移動します(下記画像参照)。
商品ページに移動したら、画面上部に表示されているページURLをコピーします(下記画像参照)。
仕入れの依頼については、自分でリードエクスプレスの発注フォームに入力することもできますが、担当者にスカイプで依頼する方が簡単で確実です。
下記画像のようにスカイプのチャット画面からリードエクスプレス担当者に商品URLを送り仕入れを依頼しましょう。
基本的に発注は担当者に依頼するようにしましょう。
1688.comに発注する手順もアリババへの発注手順と同じです。
※1688.comを使用したリサーチ方法・商品の見つけ方・メーカーの選び方は第2章内「1688.comで仕入れたい商品を見つけよう」をご参照ください
1688.comで下記画像赤枠内の商品を仕入れることに決めたとします。
画像をクリックして商品ページに移動します。
商品ページに移動したら、画面上部に表示されているページURLをコピーします(下記画像参照)。
下記画像のようにスカイプのチャット画面からリードエクスプレス担当者に商品URLを送り仕入れを依頼しましょう。
タオバオに発注する手順もアリババ・1688.comへの発注手順と同じです。
※タオバオの会員登録方法については、第2章内「タオバオの導入手順」をご参照ください
※タオバオを使用したリサーチ方法・商品の見つけ方は第2章内「タオバオで仕入れたい商品を見つけよう」をご参照ください
タオバオで下記画像赤枠内の商品を仕入れることに決めたとします。
画像をクリックして商品ページに移動します。
商品ページに移動したら、画面上部に表示されているページURLをコピーします(下記画像参照)。
下記画像のようにスカイプのチャット画面からリードエクスプレス担当者に商品URLを送り仕入れを依頼しましょう。
リードエクスプレスを通して注文した商品はリードエクスプレスの倉庫に届きます。
商品が到着して検品が終わった時点で、リードエクスプレス担当者から連絡が来ます。
また、オーダー管理(注文した商品の現在の状況)は、リードエクスプレスのログインページから下記手順で確認することもできます。
下記URLよりリードエクスプレスのログインページにアクセスし、赤枠の部分にIDとパスワードを入力してログインします。
ログインするとページ左側に「オーダー管理」という項目があります。
「オーダー管理」欄にある「確認待ち」から下へ順番にオーダーの状況が推移していきます。
リードエクスプレスの倉庫に商品が到着して検品が完了すると「在庫管理」の横に赤く数字が表示された状態になります。
また、上記の赤枠の部分に、依頼した商品IDやステータスが表示されるのでこちらも確認しましょう。
リードエクスプレス担当者から連絡が来たら、日本の住所を指定して商品の輸送依頼をしましょう。
倉庫にサンプルが届いた時点で、リードエクスプレスが検品を行います(別途依頼する必要はありません)。
検品では、日本へサンプルを輸送する前に商品の品質確認を行います。
検品をして、もし何か問題があればリードエクスプレス担当者がメーカーに連絡し、返品・交換・返金といった対応をします。
リードエクスプレスでの検品の結果に問題がなければ、日本の住所を指定して輸送してもらいます。
検品結果に問題や懸念がある場合には、次のような手順で対応します。
日本にサンプル商品が到着したら、自分でも商品の品質確認をします。
自分で品質確認する時の観点は以下の3点です。
検品 | 倉庫到着時点では良品でも、輸送中に破損している可能性がある |
比較 | 複数のサンプルの中から、1番良い商品を選ぶ |
改良点検討 | パッケージを日本向けにする等、改善点を検討する |
品質確認後、商品を改良・変更したいと思った場合にはリードエクスプレスを通してどのような変更が可能かメーカーに問い合わせましょう。
品質確認のためのサンプル取得個数については、基本的に1つで問題ありません。
扱いたい商品にカラーや仕様のバリエーションがある場合は、なるべく全てのカラー/仕様を1つずつ取得しましょう。
また、家電製品の場合は、たまたま通電不良ということがあるので、2〜3個取得することを推奨しています。
第3章で学んだとおり、サンプル発注をして満足がいく品質の商品を選んだら、その商品のテスト販売を行ないます。
テスト販売とは、サンプル仕入れで比較して選んだ商品をメーカーに最低200〜300個発注し、試験的に販売を行うことです。
サンプル発注で商品の品質確認が済んでいるにも関わらず、テスト販売を行うのには、次のような理由があります。
以下で詳しく説明します。
テスト販売をする理由の1つ目は、不良在庫を抱えるリスクを避けるためです。
テストを行わずにいきなりOEM販売をした場合、品質がよく、自分で売れるはずだと思っていても期待していたように売れない可能性があります。
OEM販売では500個〜1000個の商品を注文することになるため、思うように売れないと数百個の不良在庫を抱えることになる畏れがあります。
少量でのテスト販売を行い、商品がコンスタントに売れることを確認しましょう。
テスト販売をする理由の2つ目は、一定期間にどれくらい売り上げることができるかのデータを取得するためです。
テスト販売をすることで、1週間〜1ヶ月間の実際の売上データをとることができます。
OEM販売を実践する際には、MOQ(最低ロット)がノーブランド品の輸入の場合よりも大きくなるため、より多くの資金が必要になります。
資金を効率的に活用して資金不足や在庫不足に陥ることを避けるために実際の売上データが必要です。
テスト販売で取得したデータを活用して、実際のデータに即した効率的な資金繰りを行いましょう。
不良在庫を抱えるリスクを避けて、実際にどれくらい売れそうかのデータをとるためにテスト販売は必ず行うようにしましょう。
サンプル発注(第3章参照)からテスト販売を行うまでの流れは以下のとおりです。
まずは商品のサンプルを複数のメーカーから取り寄せて、品質確認と比較を行います(前章参照)。
サンプル発注で商品に問題がなければ、テスト販売用に商品を200〜300個仕入れます。
リードエクスプレスの倉庫に到着した時点で、リードエクスプレスが検品を行います(第3章参照)。
本スクールでは、テスト販売をAmazonで行います。
輸入した商品をAmazonで販売するための準備として、Amazonセラーアカウントの取得や商品画像の作成等が必要です(後述)。
そして、Amazonで商品を販売開始する段階で、Amazonへの商品登録や納品プランの作成を行います(後述)。
商品を販売開始して、コンスタントに1日5個以上売れることが確認できたら、講師と相談の上、OEM販売に進みます。
OEM販売については次章で詳しく説明します。
テスト販売の大まかな手順を理解したら、次にテスト販売に必要な準備をみていきます。
Amazonでテスト販売をする際は、仕入れた商品を直接Amazonの倉庫に納品し、販売します。
Amazonの倉庫に納品する前に、次のような準備作業が発生します。
以下で詳しく説明します。
なお、取扱説明書と商品保証書の作成については第5章をご参照ください。
テスト販売の準備の1つ目は、ブランド名とブランドロゴの検討・決定です。
ブランド名とブランドロゴは、OEM販売をする際に商品本体に印字したり商標出願(商標を申請すること)をするために必要となります。
しかし、メーカーや商品によっては、200個程度の数量でもブランド名やブランドロゴの印字に対応してくれる場合があります。
ブランド名とブランドロゴをテスト販売の段階で印字することができれば、よりOEM販売に近い条件でのデータを取得することができます。
こうしたケースに備えて、早い段階でブランド名とブランドロゴは検討・決定しておきましょう。
まずブランド名の決め方をみていきます。
ブランド名は次のポイントに注意して考えてみましょう。
ブランド名を決めるポイント
それぞれについて説明していきます。
ポイントの1つ目は、商標をとれるか(商標登録できるか)を確認することです。
商標登録することで発生する商標権は、その商標の独占的な使用権なので、他の人が既に登録している場合、使用することはできません。
検討しているブランド名が登録済かどうかは下記サイトで確認することができます。
▼特許情報プラットフォームURL
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
商標登録については次章で詳しく説明します。
ポイントの2つ目は、文字ロゴにしやすい文字を選ぶことです。
ブランドロゴは、ブランド名を基にして作成することが多い(例: SONY)ため、できるだけシンプルな文字を使用するようにしましょう。
ポイントの3つ目、4つ目はブランド名をできるだけ短く覚えやすいものにすることです。
お客様にブランド名を覚えていただき、ブランド名の認知が広がりやすくするためです。
ポイントの5つ目は、ロゴデザインがしやすい文字を選ぶことです。
下記のような名前はロゴにしにくいため避けましょう。
ポイントの6つ目は、Amazonのライバルブランドと重複しないことです。
Amazonに出品しているのは日本人だけではありません。例えば、中国人のセラーが同じブランド名で既に出品している可能性があります。
商標が取得されていなければ、ライバルと同じブランド名でAmazonに出品しても法律上の問題はありません。
しかし、お客様の混乱を招いたり、売上やブランドのイメージに影響する可能性があります。
ブランド名を決める時にはAmazonで同名ブランドの出品がないかも調べてみましょう。
ポイントの7つ目は、ブランド名を英語(アルファベット)でつける時には3〜4文字にすることです。
ブランド名の覚えやすさやブランドロゴ作成のしやすさを考慮すると、3〜4文字にするのがベストと覚えておきましょう。
以上のポイントを考慮してブランド名を考えてみましょう。
ブランド名が決まったら、次はブランドロゴの作成に進みます。
ブランドロゴの作成手順は以下の通りです。
まず、クラウドワークスやランサーズのような外注サイトを利用して、ロゴの作成を依頼します。
ブランド名やイメージを伝え、コンペ形式で複数のデザイナーから案を集めます。
2〜5万円の予算でも50〜100件程度の案を集めることができます。
案が集まったら、適切なロゴを講師と相談して選びます。
ロゴデザインを選ぶ時のポイントは次の2つです。
ロゴはOEM販売をする時に商品に印字します。
ロゴのデザインが複雑だと、メーカーで正確に印字するのが難しくなる可能性があります。
印字しやすいシンプルなデザインのロゴを選ぶようにしましょう。
また、ロゴのデザインにはインパクトがあることも重要です。
ブランドを多くの人に認知してもらうためには、強く印象に残るようなロゴを選ぶようにしましょう。
以上のようなポイントを踏まえて集まったロゴの案をチェックし、講師とも相談して気に入った案に決定します。
最後に、その案を出してくれたデザイナーに微修正してもらえば、ブランドロゴの完成です。
テスト販売の準備の2つ目は、パッケージの作成です。
パッケージ作成の手順は以下の通りです。
パッケージについてもOEM販売決定後に用意することが多いですが、商品によってはテスト販売時点で独自に作成した方が良い場合があります。
どの時点でパッケージ作成をするかについては、講師と相談して決定しましょう。
パッケージ作成の最初のステップは、オリジナルのパッケージの展開図を入手することです。
展開図とは、立体であるパッケージを平面上に展開させた図面(上記画像参照)のことで、リードエクスプレスに依頼すればメーカーから取り寄せることができます。
講師と相談したり、大手のパッケージを参考にしたりして、取り寄せたパッケージをどのよう変更するかを検討します。
パッケージのデザインや翻訳は、リードエクスプレスや外注サイトに依頼しましょう。
デザインを依頼する時には、イメージを明確に伝える必要があります。
パッケージのコンセプトや参考とする大手のパッケージデザインを共有したり、展開図にイメージを書き込んだりして細かく指示を伝えましょう。
また、パッケージにはブランド名・ブランドロゴ・生産国も印字します。
特に生産国については景品表示法で記載が義務付けられているため「Made in China」の記載は必須です。
デザインの修正、パッケージ上の中国語(英語)の翻訳、ブランド名等の印字が済めば、OEMパッケージの完成です。
パッケージ作成の例を一つみてみましょう。
上記画像は、ワイヤレスイヤホンのパッケージを作成した例です。
右下の画像が参考にしたBOSEのイヤホンのパッケージ、左側の画像が実際に作成したパッケージです。
BOSEのパッケージデザインを参考にした他に、文字のフォントをスタイリッシュなものに変更しています。
Wホテルというチェーン大手がサイト上で使用しているフォントをモデルとするようにデザイナーに依頼しました。
このように、大手の既存のパッケージやサイトからインスピレーションを受けながら、独自のパッケージを作成しましょう。
なお、取扱説明書と商品保証書の作成については第5章をご参照ください。
テスト販売の準備の3つ目は、Amazonセラーアカウントの取得です。
Amazonセラーアカウントは、Amazonで出品するために必要なアカウントです。
Amazonセラーアカウントトップページは下記リンクから確認できます。
▼Amazonセラーアカウントトップページ
https://services.amazon.co.jp/?ld=SEJPSOAGoog_abk_00000124_asret_&gclid=CjwKCAiAm-2BBhANEiwAe7eyFAF-eCPl3tbG9NT8O4BbrlqEbaLFSp4Q7Xad3ZLPatOQQ4m8Bph3YxoCfygQAvD_BwE
Amazonセラーアカウントには下記の2種類があります。
本スクールでは、月に50個以上の商品を売り上げた時に小口アカウントよりも手数料を安く抑えられる大口アカウントを使用します。
Amazonセラーアカウント作成の手順や必要なものについては、下記のAmazon公式ページで案内されています。
▼Amazonアカウント登録手順https://services.amazon.co.jp/resources/start-selling-guide/account-registration.html
上記リンク先の案内に従って、大口アカウントを作成しましょう。
テスト販売の準備の4つ目は、商品タイトルの検討・決定です。
商品タイトルとは、上記画像内で赤枠で囲われている60文字程度の商品の名称のことです。
商品タイトルは、Amazon内部での検索の対象になる他、外部の検索エンジン(Google等)からの検索の対象としても使用されるため、商品ページの中でも特に重要な要素です。
Amazonの利用者が商品を検索する時には、ブランド名で検索することもあれば、型番や商品の特徴で検索することもあります。
検索にヒットして商品ページを訪問してもらう可能性を高めるために、次の6つの要素を入れて決定するようにします。
例えば上記画像のテントの例を6つの要素に分解すると次のようになります。
「6つの要素」を入れて商品タイトルを決定することで「ファミリー用テント」といったシンプルな商品タイトルにするよりも、遥かに多くの検索にヒットするようになります。
適切な商品タイトルをつけて、多くのAmazon利用者に商品ページを訪問してもらえるようにしましょう。
テスト販売の準備の5つ目は、商品画像の作成です。
商品画像は、Amazonで商品ページを作成する際に必須であり、売上にも大きく影響するため非常に重要です。
作成した画像がAmazonの商品ページにどのように掲載されるかみてみましょう。
上記画像の赤枠で囲われた部分が商品画像です。
商品画像は商品ページの上部左側に表示され、7枚の画像を切り替えて閲覧できます。
商品画像は自分で作成しても構いませんが、基本的には外注します。
商品画像を作成する大まかな流れは次の通りです。
まずはリードエクスプレスに依頼して、メーカーから商品画像を取り寄せます。
取り寄せた商品画像をリードエクスプレスか外注サイトに依頼して加工します。
加工する際には以下の点に留意します。
加工した画像を受け取ったら、講師とも相談しながら確認し、修正を加えた上で完成させましょう。
商品画像作成の大まかな流れは以上です。
次に、Amazonの商品画像を作成する際の細かい条件をみていきましょう。
画像作成の条件について
Amazon用の商品画像の条件の1つ目は、画像サイズを下記のどちらかにすることです。
Amazon利用者の6〜7割はスマートフォンで商品ページを閲覧するため、スマートフォンの表示を優先させるなら「1000px ☓ 1500px」の方が良いです。
ただ「1000px ☓ 1500px」にした場合、パソコン上で閲覧した際の商品画像が縦長の長方形になってしまい、見栄えがやや悪くなるため、本スクールでは「1000px ☓ 1300px」を推奨しています。
条件の2つ目は、メイン画像(1枚目の画像)を白抜きにすることです。
Amazonの商品ページには7枚の商品画像を掲載する必要があります。
Amazon指定のルールで、1枚目のメインとなる画像については、商品以外の背景部分は白くしなければなりません。
条件の3つ目は、メイン画像では商品が画像全体の80%を占めるようにすることです。
Amazonの利用者が商品を検索した時には多くの商品がヒットするため、メイン画像を目立たせないとクリック率が低くなります。
条件の4つ目は、商品画像の2枚目以降(2〜7枚目)は白抜き不要ということです。
キャッチコピーや機能の紹介等を入れて、メイン画像とは違う形でページ訪問者に商品をアピールしましょう。
商品ページを訪問してもらうためには、商品が画像の中で少なくとも80%を占めるようにして目立たせるのが非常に重要なポイントです。
商品画像の作成を依頼する際には、上記の条件を必ず伝えるようにしましょう。
ここまでのステップを踏んでいれば、ほとんどの場合は質の高い商品画像を用意できるはずですが、最低限の質を担保するために下記のチェックリストも活用しましょう。
商品画像チェックリスト
チェックリストに照らして問題が見つかった時には、外注先に修正を依頼しましょう。
これで商品画像を用意することができました。
テスト販売の準備の6つ目は、商品説明文の作成です。
上記画像の赤枠で囲われた文章が商品の説明文です。
商品の説明文としては「綺麗にまとめられた箇条書き」が売上に貢献することが分かっています。
商品ページの訪問者は、箇条書きにある商品の情報や特徴を確認して、それがどんな商品かを判断します。
商品の説明文(綺麗な箇条書き)を作成する際には、次のポイントを意識しましょう。
商品説明文作成の際のポイント
商品の説明文として書かなければならない「5つの主要な特徴」は以下の通りです。
商品説明分に記載する5つの特徴について
説明文に書くべきことの1つ目は、商品のセールスポイントです。
商品にどんな魅力があり、購入することでどんなベネフィット(利点・利益)が得られるかを伝えます。
上記画像の例では、次の点をセールスポイントとして記載しています。
2つ目は、商品の特徴です。
商品にどのような特徴があるのか、ライバル商品や類似商品と比較してどのような違いがあるのかを分かりやすく伝えます。
上記画像の例では、「耐水圧3000mmの撥水素材使用」を特徴として記載しています。
3つ目は、商品の機能性です。
商品にどのような機能があるのか、それがどのように良いのかを伝えます。
上記画像の例では、次の点を機能性として記載しています。
4つ目は、商品のディテールです。
商品画像だけでは伝わりづらい商品の実際のサイズ感や使用感を具体的に伝えます。
上記画像の例では、以下の情報を数字で記載しています。
5つ目は、商品の用途とカスタマーサポートについてです。
商品の使用法と使用目的、アフターサポート(※ある場合)について伝えます。
上記画像の例では、テントをどのような場で使用できるかを用途として記載しています。
5つの項目に厳密に分類するのが難しい場合もありますが、読みやすさやアピールの強さを考慮しながら調整して文章を準備していきましょう。
テスト販売の準備の7つ目は、商品コンテンツのレイアウトの検討・決定です。
Amazonの商品ページには、トップの商品画像やタイトルの下に、商品画像や商品紹介文を追加することができる欄があり、商品コンテンツ(商品紹介コンテンツ)と呼ばれます(上記画像参照)。
検索やブラウジングで目当ての商品を見つけたページ訪問者が次にすることは、商品コンテンツの閲覧です。
ここでページ訪問者の購買意欲を刺激できる見やすく魅力的な商品コンテンツを作成しましょう。
商品コンテンツ作成のポイントは次の5つです。
商品コンテンツ作成のポイント
1つ目は、起承転結であることです。
起承転結であるとは、商品コンテンツの項目に上から順番にストーリー性や流れをもたせることです。
2つ目は、トップの画像をできるだけ使用しないことです。
トップの画像とは、「商品画像の作成」で説明した7枚の商品画像です。
商品コンテンツの欄には、トップの7枚の画像とは別の商品画像を使用することができます。
トップと同じ画像を使用するよりも、追加の画像を使用する方がより強くその商品をアピールすることができます。
3つ目は、ブランドロゴを必ず入れることです。
独自ブランドの認知を少しでも広げるためには、ブランドロゴを入れるのは必須です。
テスト販売の段階で商品本体にブランドロゴを印字しない場合であっても、商品コンテンツ欄のどこかにはブランドロゴを載せるようにしましょう。
4つ目は、1枚目の商品画像を商品のベネフィット(利点・利益)を訴求できるようなデザインのものにすることです。
トップの画像同様、商品コンテンツに掲載する商品画像も成約に大きく影響します。
商品のベネフィットを強調する画像を使用することで成約率を高めることができます。
5つ目は、他社商品との機能の比較の説明を載せることです。
他社製品と比較した際の機能や性能の差を説明したり、画像で商品の利点を示すことで、他社商品との差別化をはかります。
以上のポイントを踏まえて、次は商品コンテンツ作成の手順をみていきましょう。
商品コンテンツ作成の大まかな流れは次の通りです。
まずは商品コンテンツのレイアウトを考えます。
まっさらな状態から考えるのではなく、Amazonのライバル商品のページや楽天市場の類似商品の商品コンテンツを参考にします。
レイアウトを考えたら、商品コンテンツ用の画像作成を外注サイトに依頼します。
商品コンテンツ用の元画像には、商品画像作成時に取り寄せたものを使用できます。
画像やレイアウトの他に、商品コンテンツに記載する説明文やコピーも必要です。
レイアウト同様、ライバル商品のページや楽天市場の類似商品の文章を参考にして考えます。
商品画像の作成の時と同様に、外注先から受け取った納品物を確認し、講師と相談し、外注先に必要な修正を依頼します。
ここまでで、商品コンテンツ作成の準備が完了しました。
商品コンテンツを実際にAmazon上で作成するのは商品登録(後述)をする時です。
商品コンテンツ作成の細かな手順等は、下記Amazonの公式案内を参照して進めましょう。
▼Amazon 商品紹介コンテンツを作成https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/202134820
▼商品紹介コンテンツの利用 Amazon出品大学
https://www.youtube.com/watch?v=1AGTk1Yisik
テスト販売の準備の8つ目は、商品ページに設定する検索キーワードの検討・決定です。
Amazonで商品を新規登録(後述)する際に、必須情報の入力が完了すると上記画像の画面に移動します。
赤枠に囲われた「キーワード」タブをクリックすると、検索キーワードの設定画面に遷移します。
検索キーワードはここで設定することができます。
検索キーワードを設定しなくても、商品タイトルがAmazon内部の検索と外部の検索エンジン(Google検索等)の検索対象になります。
設定した検索キーワードはAmazon内部で検索窓にキーワードを打ち込んだ場合のみ検索対象になります。
より多くのAmazonの利用者に商品ページを訪問してもらうためには、Amazonの利用者が購入したい商品を検索する時に使用する可能性がある検索キーワードを設定することが重要です。
検索キーワードの長さは500バイト未満に制限されています (ファッションカテゴリーでは250バイト未満)。
検索にヒットしやすくするたに検索キーワードはできるだけ多く設定すべきですが、ただ多ければ良いというわけではありません。
関連性の低い検索キーワードを設定すると逆効果になるため、商品と関連性の高い検索キーワードを設定しましょう。
検索キーワードを検討するには、次のような方法があります。
以下で順番に説明します。
まずはセラースプライトを使用して検索キーワードを見つける方法を説明します。
次の手順でリサーチを行います(上記画像参照)。
上記の検索結果が表示されます。
赤枠で囲われている右側の「月間検索数」の多いキーワードほど、検索キーワードとして設定する優先度の高いワードです。
上記画像の例では、下記のような組み合わせで特に多く検索されていることが分かります。
見つかった検索キーワードをAmazonに設定していきましょう。
Amazonのサジェスト検索とは、Amazonの予測変換機能を利用したリサーチ方法です。
Amazonでは検索窓に文字を入力すると、その文字と一緒に検索されやすいキーワードを一覧表示してくれます。
上記画像の例では、「テント」の検索キーワードをサジェスト検索でリサーチしていて、次のような言葉が「テント」と一緒に検索されていることが分かりました。
Amazonのサジェスト検索で見つかったキーワードも、検索キーワードとしてAmazonに設定していきましょう。
ライバルの商品ページからも検索キーワードを見つけることができます。
具体的に見るべきポイントは次の4つです。
商品レビューについては、良い評価のレビューを参考にして、その商品がどのように使われているか、役立っているかという観点で検索キーワードを探してみましょう(上記画像参照)。
以上の4つの方法を活用して、商品と関連性の高い検索キーワードを見つけましょう。
検索キーワードを設定するためには、細かいルールやポイントが多数あります。
以下に列挙しますので、実際に検索キーワードを設定する前に、目を通しておきましょう。
検索キーワードを最適化するヒント
検索キーワードを設定する際のポイント
上記の細かいルールも踏まえて、効果的な検索キーワードを設定しましょう。
テスト販売の準備の9つ目は、JANコードの作成です。
JANコード作成の手順は以下の通りです。
店舗で販売されている商品には全てバーコードが印字されています。
バーコードの下に記載されている番号がJANコードです。
JANコードは日本の共通商品コードとして広く使用されていて、Amazonに出品する際にも入力が必須であるため、必ず用意しなければなりません。
JANコード作成の手順は以下の通りです。
まず、下記URLよりGS1のサイトにアクセスし、GS1事業者コードを取得します。
GS1とは、流通コードの管理と流通標準に関する国際機関です。
▼GS1 URL
https://www.dsri.jp/
上記ページからの申請後1〜2週間で、「GS1事業者コード登録通知書」が郵送されてきます。
「GS1事業者コード登録通知書」に記載されているIDとパスワードを使って、下記URLより「My GS1 Japan」にログインします。
「My GS1 Japan」はGS1事業者専用のポータルサイトです。
▼My GS1 JapanのURL
https://mygs1.dsri.jp/
My GS1 Japanにログインすると、商品情報を登録することができます。
下記リンクより、GS1 Japanの公式マニュアルを参照して商品情報を登録しましょう。
▼GS1 Japan Data Bankユーザマニュアル(登録ガイド)https://www.dsri.jp/gjdb/data/usermanual.pdf
登録作業が完了すると、バーコードとJANコードを入手できます。
ここまででテスト販売の準備は完了です。
次はいよいよ実際にテスト販売をする手順をみていきましょう。
商品の差別化を検討する際には、次の3つのパターンで考えてみましょう。
①ライバルと同じ商品を仕入れする場合、ライバルよりも良い品質にする必要があります。
②ライバルと異なるデザインの同じ商品を仕入れする場合、売れている商品と同等またはそれ以上の機能を持った商品の販売を目指しましょう。
売れている商品に共通して備わっている機能を確認する必要があります。
③パッケージで差別化する場合、日本で慣れ親しんだデザインにする必要があります。
「日本でよく売られているような商品が欲しい」という方は一定数いらっしゃるので、いかにも路面店で売られているパッケージにしつつ、商品のベネフィットを訴求できるようなデザインがベストです。
以下で、画像作成の依頼先を3つご紹介します。
スクール生で一番多いのは、仕入先から画像をもらってリードエクスプレスに加工を依頼する方法です。
その際、画像に入れる文章や画像の構成は自分で指示する必要があります。
構成がまだ明確になっていない場合、ライバルの商品画像をリードエクスプレスに渡すと、デザイナーが作成しやすくなります。
費用は1枚100元=約1,700円です。
ココナラ、クラウドワークス、ランサーズ等のクラウドソーシングサイトを利用し、デザイナーさんに外注します。
費用は1枚2,000円~4,000円ぐらいです。
下記URLのアマゾンクリエイトに依頼する場合、構成や文面等全て外注することができます。
テスト販売の準備ができたら、実際にAmazonで商品の販売をしてみましょう。
販売までの流れは次の通りです。
以下で順番に説明します。
まず、テスト販売用の商品をメーカーに発注します。
サンプル発注(※前章参照)をして品質確認や比較を行った商品を、テスト販売用に200〜300個発注しましょう。
上記画像のように、スカイプのチャットを使用してリードエクスプレスの担当者を通してメーカーに発注します。
テスト販売の段階でブランドロゴの印字や独自パッケージの使用をする場合は、それらのデータを渡して依頼しましょう。
Amazonで商品を販売するためには、Amazonセラーアカウントのページで商品の登録を行う必要があります。
Amazonに商品を新規登録するおおまかな流れは次の通りです。
商品登録の各ステップの詳細については、下記のAmazon公式解説ページを確認しながら進めていきましょう。
▼Amazon公式解説ページ
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/200220550
動画でご覧になりたい方は、下記URLのAmazonの解説動画をご参照ください。
▼商品登録方法のご案内 Amazon出品大学
商品登録ができたら、次に納品プランを作成します。
納品プランとは、Amazonに対して「これからこのような商品を〜個納品します」と伝えるためのものです。
納品プラン作成の大まかな流れは次の通りです。
納品プラン作成の各ステップの詳細については、下記のAmazon公式解説ページを確認しながら進めていきましょう。
また、本章の最後のレッスンでも納品プラン作成の流れをスクーンショットで説明しています。
▼Amazon公式解説ページ
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/201021830?ref=efph_201021830_cont_200178470&language=ja_JP
納品プラン作成時に発行される次の2つのラベルは、リードエクスプレスに送ってAmazonの倉庫への納品前に貼付してもらう必要があります。
商品ラベルとは、バーコード情報が記載されたラベルで、商品の特定および追跡に利用されます。
配送ラベルとは、下記のような情報が記載されたラベルです。
納品プランの作成が完了したら、いよいよ商品をAmazonの倉庫に発送します。
納品プランの作成が完了したら、リードエクスプレスでの商品発送準備を進めます。
リードエクスプレス側で対応してもらえる内容ですが、どのような作業が発生しているか把握しておきましょう。
発注していた商品がリードエクスプレスの倉庫に到着すると、商品に問題がないかリードエクスプレス側で検品を行います(※前章参照)。
検品完了後にリードエクスプレスから連絡が来るので、問題なければそのままAmazonの倉庫に発送するよう依頼します(※納品先住所は配送ラベルに記載されています)。
リードエクスプレスで2種類のラベル(商品ラベルと配送ラベル)の貼付・ダンボールへの梱包を行い、Amazonの倉庫へ商品を直送します。
これで商品の発送が完了しました。
テスト販売する商品はリードエクスプレスからAmazonの倉庫に直送します。
ここまでの手順が完了すれば、商品がAmazonの倉庫に到着し受領され次第、商品の販売が自動的に開始されます。
これで商品のテスト販売を開始することができました。
この後は、商品の売れ行きを確認しながら、講師とOEM販売に進むかを判断しましょう。
Amazonでの商品登録の流れについて、よく質問のある部分を中心に以下で説明します。
▼Amazonセラーセントラル
https://sellercentral-japan.amazon.com/
ここからは下記の各タブごとに必要情報を入力していきます。
以下で順番に各タブの入力内容について説明します。
「重要情報」タブは、商品コードや商品名等、登録しようとしている商品の基本的な情報を入力する項目です。
基本的に、入力できる項目はすべて埋めるようにしましょう。
今回は、「シューズ&バッグ」を商品登録することを想定して例を記載しています。
入力項目は商品のカテゴリーにより異なりますので、もし、「ここの入力欄どうしたらいいんだろう?」と迷ってしまった場合は、講師に確認しましょう。
以下の表を参考に入力しましょう(★のついている項目は特に質問が多い項目や注意の必要な項目です。★の数が多いほど注意が必要です)。
項目名 |
入力内容・例 |
★商品コード(JANコード)入力 |
右側の欄は「EAN」を選択 |
★商品名 |
区切る時は必ず半角スペースを使用 |
ブランド名 |
自社ブランド名 |
model |
任意に決定(例: A-01) |
表地素材 |
材質を選択(例: ポリエステル) |
対象年齢・性別 |
商品の想定対象を選択(例: メンズ) |
原産国・地域 |
中華人民共和国(ここは入れなくてもOK) |
種類 |
任意(レンズの種類等、何かあれば) |
カラー |
商品の色を選択(例: ブラック) |
この商品はAmazonの限定商品ですか? |
「いいえ」を選択 |
★商品に適用される危険物規制の種類 |
「該当なし」を選択 追加の審査が発生しないように |
商品の補充情報 |
「通年補充可能商品」を選択 |
「バリエーション」タブは、サイズやカラー等の商品バリエーションに関する情報を入力する項目です。
(商品にバリエーションがない場合は入力不要です)
商品にバリエーションがある場合は、「バリエーションのテーマ」から該当項目(例ではColor)を選択します(上記画像赤枠参照)。
「バリエーションのテーマ」を選択すると、選択項目に合わせて商品バリエーションの登録欄が現れますので、カラーやサイズのバリエーションを入力します(上記画像参照)。
入力が完了したら、「バリエーションの登録」ボタンをクリックします。
「バリエーションの登録」ボタンをクリックすると、SKUごとの情報入力欄が現れます。
以下の表を参考に必須項目を入力しましょう。
なお、「在庫数」に関しては、後から納品プランで正確な数をAmazonに知らせるため、この時点で正確なデータを登録する必要はありませ(0でも問題ありません)。
以下の表を参考に入力しましょう(★のついている項目は特に質問が多い項目や注意の必要な項目です。★の数が多いほど注意が必要です)。
項目名 |
入力内容・例 |
JANコード |
取得したJANコードを入力 |
★商品コードタイプ |
「GTIN」or「UPC」を選択 |
コンディション |
新品 |
販売価格 |
バリエーションごとの販売価格を入力 |
在庫数 |
納品プランで正確な数字を送るため、おおよその数字で問題ありません(0でも可) |
「出品情報」タブは、ポイント付与や最大注文個数、ギフト対応有無のような情報を入力する項目です。
以下の表を参考に入力しましょう(★のついている項目は特に質問が多い項目や注意の必要な項目です。★の数が多いほど注意が必要です)。
項目名 |
入力内容・例 |
ポイント |
未入力(付与なし)で問題ありません。もし購入者にポイントを提供したいなら、入力することもできます。 |
メーカー希望価格 |
あれば入力します。希望価格なので、バリエーションで入力した実際の販売価格より高くても問題ありません。 |
★★最大注文個数 |
3〜10くらいの数字を入力。 設定しないと、ライバルが数百個注文して決済せずに放置するといった嫌がらせ・妨害ができてしまうため。 |
出荷作業日数 |
入力不要。 |
★ギフトメッセージ |
「はい」を選択。Amazonがギフトメッセージに対応してくれます。 |
★ギフト包装 |
「はい」を選択。Amazonがギフト包装に対応してくれます。 |
★開始日を提案する |
だいたいの販売開始日を入力 |
★商品の入荷予定日 |
だいたいの入荷予定日(Amazonの倉庫に入庫される日)を入力 |
★★★フルフィルメントチャネル |
「Amazonが発送し、カスタマーサービスを提供します」を選択。FBAを利用するために必須です。 |
※その他の項目は任意で入力してください。
「コンプライアンス情報」タブは、主に電池に関わる製品の詳細情報を入力する項目です。
以下の表を参考に入力しましょう。
項目名
入力内容・例
商品の重量 |
商品の重量を数字と単位(例: GR)で入力します。 |
また、例のように「シューズ&バッグ」のカテゴリーでは入力不要ですが、電池を使用・内蔵する商品を登録しようとしている場合には、製品情報に基づいて各項目を入力しましょう。
「画像」タブは、商品画像を登録する項目です。
用意してある商品画像を7枚必ず登録しましょう。
実際は9枚まで画像を登録することができますが、8〜9枚目はあまり重要ではないため、もしあれば任意で登録します。
「説明」タブは、商品に関する説明をテキスト入力する項目です。
以下の表を参考に入力しましょう(★のついている項目は特に質問が多い項目や注意の必要な項目です。★の数が多いほど注意が必要です)。
項目名 |
入力内容・例 |
商品説明文 |
商品の説明を入力します。 ※商品紹介コンテンツを登録すると非表示になるため、重要度は低いです。 |
★★商品の仕様 |
「テスト販売の準備をしよう」で準備した商品説明の箇条書きを5つ必ず登録します。 ※カテゴリーによっては5つ以上登録可能な場合もあります。 |
「キーワード」タブは、商品の検索キーワードを入力する項目です。
「テスト販売の準備をしよう」で準備した検索キーワードを登録します。
登録する際には、以下の点に注意しましょう。
入力するキーワードが「なんだったっけ?」と迷ってしまうそうな方は第4章「テスト販売の準備をしよう」も合わせてご確認ください。
「詳細」タブは、SKUの番号やメーカーの型番のような商品の詳細情報を入力する項目です。
基本的に、このタブの入力項目はすべて任意です(未入力でも問題ありません)。
但し、「FBA小型軽量プログラム」を利用したい場合は「包装の寸法・重量」の項目を正確に入力しましょう(※要件を満たしていても、自動で適用されるわけではなく、Amazonの審査が必要です)。
FBA小型軽量プログラムは、小型で軽量の商品を低価格で顧客に配送できるプログラムです。
FBA小型軽量プログラムの申請は後からでもできますが、この時点で入力しておくのが楽です。
FBA小型軽量プログラムの詳細については、下記リンクよりご確認ください。
▼FBA小型軽量プログラム
https://sell.amazon.co.jp/fulfill/fulfillment-by-amazon/small-and-light.html
必要な項目を全て入力完了したら、最後に「保存して終了」をクリックすれば商品の登録は完了です。
5665エラーは、Amazonで商品登録する際に発生することのあるエラーです。
商品パッケージあるいは商品本体に自社ブランド名を恒久的に印字する必要があることに関連する問題です。
対応としては『ノーブランド』として商品登録していただくか、外部業者に依頼するとエラーを解除することが可能です。
もし、このエラーが出てしまったら、ブランド名/ASINを講師宛にお送りください。
2〜3万円の料金で、当日か翌日に登録完了できます。
Amazonでの納品プラン作成の流れについて、よく質問のある部分を中心に以下で説明します。
▼Amazonセラーセントラル
https://sellercentral-japan.amazon.com/
以上が納品プラン作成の流れです。
最後に、商品の発送完了や納品完了の確認方法をみていきましょう。
発注した商品がリードエクスプレスの倉庫から発送されたかどうかや、Amazonの倉庫に無事到着したかどうかの確認方法をみていきましょう。
リードエクスプレスから商品が発送されたかどうかは、リードエクスプレスのホームページから確認することができます。
▼リードエクスプレス
http:/www.leadexpress.cn
ログイン後のページ左側にある「オーダー管理」に発注した商品の現在のステータスが赤く表示されます。
商品がリードエクスプレスから発送されると「発送済み」ステータスの横に赤いバッジが表示されます。
また、発注した商品の現在のステータスについては、リードエクスプレスの担当者にもスカイプで問い合わせることができます。
Amazonの倉庫に商品が納品されると、Amazonからメールで連絡がきます。
その他にも、セラーセントラルで商品が無事納品されたかを確認することができますので、以下で手順を説明します。
▼Amazonセラーセントラル
https://sellercentral-japan.amazon.com/
「在庫あり」の列に数字が入っていれば(増えていれば)Amazonの倉庫に納品が完了しています。
Amazonの倉庫に商品が到着し、受領されると、自動的にあなたの商品の販売が開始されます。
前章でテスト販売をした商品が売れることが確認できたら、OEM販売をしてみましょう。
具体的な手順を以下で説明します。
まずテスト販売の結果をみて、OEM販売を行うかどうかを講師と相談して判断します。
テスト販売を1〜2ヶ月行い、コンスタントに1日5個以上売れるかどうかが判断基準になります。
判断は講師といっしょに行ないますので、テスト販売の在庫が半分くらい売れた段階で講師にミーティングを依頼してください。
日報の販売記録などをもとに、ミーティングでOEM販売に移るかどうかを判断します。
講師のOKが出たら、OEM販売の準備に着手しましょう。
OEM販売の手順は基本的にテスト販売と同じで、以下の4ステップです。
パッケージの作成など、すでにテスト販売のときに実施していて、変更もしない手順については飛ばしていただいてかまいません。
ひとつずつ説明していきます。
OEM商品の本発注前には、次の4つを準備します。
それぞれの手順やポイントについては後述します。
OEM商品を販売する際には、テスト販売時に作成した商品ページを引き続き利用することができます。
本発注後の販売準備として、商品ロゴ追加やパーケージ変更等に合わせて商品画像や商品説明を更新しましょう。
独自ブランドの商標を権利侵害から守る(他の人に使われないようにする)ためには、商標登録の手続きが必要です。
商標登録の手順についてものちほど説明します。
テスト販売で商品ロゴを入れておらず、OEM販売から商品ロゴを入れる場合は、本発注の前に商品ロゴのデザインを確定して、入れ方を決めます。(ブランドロゴの作成については4章を参照)
商品ロゴを入れることで、Amazonに独自ブランドとして認可される可能性が高まり、商品の認知にも役立ちます。
商品ロゴの印字には2週間〜1ヶ月(FBAへの到着まで1ヶ月〜1ヶ月半)かかることが多いです。
商品ロゴを入れる場所や入れ方については、代行会社を通してメーカーに確認しましょう。
商品によってはロゴを入れる場所に指定があったり、そもそも商品ロゴを入れられないこともあります。
実際の商品ロゴの例をいくつか見ていきましょう。
上記画像1枚めは、服(アパレル)にタグで商品ロゴを入れた例です。
2枚めと3枚めは両方とも、電化製品本体に商品ロゴを刻印した例ですが、2枚めは商品ロゴとブランド名を両方とも刻印した例で、3枚めは商品ロゴのみを刻印した例です。
ロゴを入れる時のポイントは下記3つです。
Amazonの独自ブランドの出品基準は年々厳しくなっています。
本体にロゴが入った製品はAmazonの独自ブランドの審査を通りやすいため、本スクールでは商品本体にロゴを入れることを推奨しています。
Amazonの独自ブランドの審査に通らなかった場合、その商品はノーブランドとしてしか出品できなくなります。
また、ブランドを少しでも広く認知してもらえるように、ロゴはできるだけインパクトのあるデザインのものを使用しましょう。
商品ロゴの入れ方・入れる手順について見ていきます。
商品ロゴの入れ方は商品の種類により異なります。
アパレルならタグや刺繍で入れることが多く、電化製品なら本体に刻印することが多いです。
どのようなロゴの入れ方が良いか(可能か)については、メーカーに相談すると提案してもらえますし、講師に相談して決めることもできます。
他の検討事項として、ブランド名と商品ロゴを両方入れるのか、商品ロゴだけを入れるのかについても商品サイズや見た目を考慮して決定します。
どのように商品ロゴを入れるのかが決まったら、リードエクスプレスを通してメーカーに商品ロゴの印字を依頼します。
商品ロゴの印字は2週間〜1ヶ月で完成します(到着まで1ヶ月〜1ヶ月半)。
中国の工場は世界中から依頼を受けていて多忙なことも多いので、商品ロゴの印字も余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
OEM販売の本発注をする前に日本語の取扱説明書のデータも用意します。
中国商品にはオリジナルの取扱説明書が付属していることが多いですが、中国語または英語で書かれています。
日本の購入者の利便性向上や信頼獲得、他商品との差別化のために日本語の説明書を作成します。
上記が作成した取扱説明書の例です。
イヤホンの説明書で、大手の説明書を参照して記載する内容を決め、元の文章を外注して日本語に翻訳してあります。
取扱説明書を作成する際のポイントは下記2つです。
取扱説明書を作成する際には、まずオリジナルの説明書の内容を中国語(または英語)から日本語に翻訳します。
翻訳はリードエクスプレスまたは外注サイトを利用して行います。
特に電化製品は、事故を防ぐためにも正しい使用法を必ず翻訳して記載するようにしましょう。
正しい使用法を記載せずに万が一事故が起きると、製造物責任法に基づく損害賠償請求や家庭用品品質表示法に基づく罰金刑に問われる可能性があります。
また、大手メーカーの説明書に記載されている説明事項や注意事項を参考にして改善点を検討します。
大手メーカーがどのようなレイアウトでどのような内容を説明書に記載しているのかを確認して、オリジナルの説明書の改善に役立てましょう。
具体的な説明書作成手順についてこのあと説明します。
取扱説明書は以下の1〜4の手順で作成します。
まずはオリジナルの説明書を入手する必要があります。
リードエクスプレス担当者に依頼するとメーカーから取り寄せてもらうことができます。
取り寄せたオリジナルの説明書は中国語または英語で書かれているので、リードエクスプレスまたは外注サイトに依頼して日本語に翻訳します。
オリジナルの説明書が存在しない場合は、大手の類似商品の説明書を参考にして、まっさらな状態から外注して作成します。
OEM販売の本発注をする前に日本語の商品保証書のデータも用意します。(印刷はリードエクスプレスに依頼)
大手の製品には多くの場合、商品保証書が付属しています。
商品保証書は必須ではありませんが、購入者の安心や信頼に繋がりますので、なるべく作成しましょう。
本スクールでは、上記画像下部にあるようなLINEビジネス(LINEが提供する法人向けサービス)を利用したQRコードで保証する方法を推奨しています。
購入者がQRコードをスマートフォンで読み込んでLINE公式アカウントに登録すると、質問したり保証を申請したりすることができます。
LINEビジネスの導入は簡単で、購入者がQRコードをスマートフォンで読み込んで登録するのも簡単です。
▼LINEビジネス公式ページURL
https://www.linebiz.com/jp/
また、LINEビジネスを利用することには、購入者のリストを取得し今後の販売に活用できるという利点もあります(購入者リストの活用法については後述します)。
LINEビジネス以外の方法としては、上記画像のような昔ながらの保証書を外注して作成して取扱説明書の最後に追加したり、商品と同梱する方法もあります。
しかし、この方法では購入者のリスト取得ができないので、本スクールでは推奨していません。
できるだけ、LINEビジネスを利用して購入者リストを得られる形で保証を行いましょう。
LINEビジネスをつかった商品保証のポイントは次の3つです。
LINEビジネスを利用して保証を提供するのは、導入が簡単なだけではなく、顧客情報を集めることができるからです。
集めたリストを活用すれば、次のOEM商品を販売する時に役立てることができます。
但し、LINEビジネスのQRコードを利用する場合、LINEのメッセージ対応をAmazonに任せることはできません。
顧客から個別にLINEで連絡が来ることになりますので、返信メッセージ等の対応を予め用意しておきましょう。
作成したQRコードは、リードエクスプレスに送って商品のパッケージに印字したり、同梱したりしてもらいます。
本スクールで推奨しているLINEビジネスを利用した商品保証書の作成手順は以下の通りです。
詳しく説明します。
まず、LINEビジネスの下記URLから公式ページにアクセスし、アカウントとQRコードを作成します。
▼LINEビジネス
https://www.linebiz.com/jp/
QRコードができたら、保証内容(保証期間やLINEでの手続き手順等)の文章と一緒にリードエクスプレスにパッケージへの印字(または紙での同梱)を依頼しましょう。
保証書(QRコードと文章)をどのように追加できるかについては、リードエクスプレスを通して事前にメーカーに確認しておきましょう。
(保証の文章例)
【〜の保証について】
〜の保証期間は○年となっております。
下記QRコードよりLINEによるオーナー登録をお願いいします。
(友だちに〜公式LINEアカウントを追加してください)
オーナー登録は商品到着後xx日以内にお願いいします。
初期不良等の不具合の際には、〜公式LINEアカウントにご連絡ください。
商品が売れて購入者から連絡があったら、個別に保証対応を行い、顧客リストを作成しましょう。
テスト販売のときに独自パッケージを作成しなかった場合は、本発注の前に作成しましょう。パッケージのデータを作成して、印刷はリードエクスプレス(代行会社)に依頼する形をとります。
再度、作成方法を説明します。
パッケージ作成のポイントも、テスト販売の時と同じです。
具体的な手順は以降で見ていきましょう
パッケージを作成する際の手順は以下の通りです。
パッケージを作成するためには、まず展開図を入手する必要があります。
展開図とは、立体であるパッケージを平面上に展開させた図面で、リードエクスプレスに依頼すればメーカーから取り寄せることができます。
講師と相談したり、大手のパッケージを参考にしたりして、取り寄せたパッケージをどのよう変更するかを検討します。
パッケージのデザインや翻訳は、リードエクスプレスや外注サイトに依頼しましょう。
デザインを依頼する時には、イメージを明確に伝える必要があります。
パッケージのコンセプトや参考とする大手のパッケージデザインを共有したり、展開図にイメージを書き込んだりして細かく指示を伝えましょう。
また、パッケージにはブランド名・ブランドロゴ・生産国も印字します。
特に生産国については景品表示法で記載が義務付けられているため「Made in China」の記載は必須です。
デザインの修正、パッケージ上の中国語(英語)の翻訳、ブランド名等の印字が済めば、パッケージのデータは完成です。
本発注前の準備を終えたら、いよいよメーカーに商品を本発注します。
本発注した商品がAmazonで販売開始されるまでの流れは次の通りです。
本発注は、代行会社を通して行ないましょう。
商品ロゴを入れるといった仕様変更が必要な場合はこの段階で対応します。
ポイントは以下のとおりです。
本発注をしてから商品が到着するまでには1か月以上の時間がありますので、その間にAmazonでの販売準備を進めます。
具体的には、Amazonの商品ページの更新です。
OEM販売ではテスト販売時に作成した商品ページを継続して利用できますが、ブランドロゴの印字やパッケージ変更等に合わせて、商品画像や商品説明文を変更する必要があります。
本発注した商品はメーカーからまず代行会社の倉庫に到着して検品されます(第3章参照)。
検品完了後、商品は代行会社の倉庫から日本のAmazonの倉庫に直送され、Amazonに受領され次第、自動的に販売が開始されます。
ここまでが、AmazonでOEM販売を開始するまでの大まかな流れです。
商品の生産遅れ、納期遅れのリスクについても知っておきましょう。
日本では考えられませんが、工場は後から入った注文でも大きな注文を優先してしまうため、自分の注文が後回しになって生産/納期が遅れることは珍しくありません。
私達は自社工場を持たずにビジネスを行うため、このリスクは避けられません。
また、工場側からすれば売上を上げるためには当たり前の経営戦略なので責められません。
商品の生産遅れ・納期遅れのリスクヘッジのためには、ストックを多めに用意しておいて余裕をつくったり、注文できる工場を複数確保しておく方法があります。
お疲れさまでした!ここまでの内容をしっかり理解して、中国輸入OEMに挑戦してみましょう!